スイカの皮の栄養価料理人気レシピ!シトルリン成分の効果効能

2017/06/13

普通だったら捨ててしまうだけのスイカの皮!

今、このスイカの皮の栄養価や豊富に含まれているシトルリン成分が見直され、これを食事に取り入れる人が増えています。

そこで私も実際にこのスイカの皮を使った栄養価の高い人気料理に挑戦してみました。
これがとっても簡単で美味しかったので、ご紹介します。

シトルリンにはさまざまな効果効能があり、夏バテ防止にも有効なこのレシピ、是非覚えて、スイカの皮は捨てずに活用してください。

 

スイカの皮の栄養価!シトルリンの効果効能がすごい!

豚肉とスイカの皮のポン酢炒めの材料

今回、作るのは「豚肉とスイカの皮のポン酢炒め」です。

買い物に寄ったスーパーで、ちょうどスイカと豚肉の特売をしていたので、思わず買ってしまいましたが、そういえば以前テレビでこの豚肉とスイカの皮で作る美味しい夏バテ防止料理を紹介していたな・・・と思い出して、それを作ってみることにしました。

でも、スイカと言っても本当に使うのは「皮」だけです。

赤い実の部分はデザートとして普通に食べて、その残った皮を使えばいいのです。

先に知っておきたいスイカの皮に含まれる栄養素とその効能効果

それでは早速お料理・・・と行きたいところですが、使うのがなんたってスイカの皮ですからね。
まずは、スイカの皮にどんな栄養価があって、どんな成分が何に効果効能があるのか、そちらを先にご紹介しておきますね。

まず、中国ではスイカの皮は漢方薬「西瓜翠衣」(せいかすいい)の原料となっています。

その効果効能は、

西瓜翠衣の代表的な効果

  • 解熱
  • 解毒
  • 利尿作用
  • むくみの解消
  • のどの渇きを鎮める

ええっ?スイカの皮ってすごいんですね。

もともと、スイカには美容や健康に有効な成分が豊富に含まれているのです。

有名なところでは、アンチエイジングのための抗酸化力が強い「リコピン」、肌の老化やガンを予防する「β-カロテン」、体内の水分量を調整し夏バテやむくみや熱中症に有効な「カリウム」がよく知られていますね。

そして、注目すべきが「シトルリン」です。

スイカの皮にこそ含まれているシトルリンの効果効能がすごい!

「リコピン」はトマト、「β-カロテン」は人参というように、ほとんどの成分は他の植物にも含まれているのですが、この「シトルリン」はなんと「スイカ」以外の植物にはほとんど含まれていないという貴重な成分です。

「シトルリン」の効果効能

この「シトルリン」とはアミノ酸の一種で、血管を若返らせ血流量を増加させる効果から高血圧や冷え症、むくみなど血液循環関係の改善に役立ちます。

また、ストレスや鬱症状の改善にも効果があり、男性ホルモンのテストステロンやNOが不足を補って男性機能の回復も見込めます。

また抗酸化作用が高く、肌のためにもさまざまな効果効能があるんです。
コラーゲンの分解を抑え、肌の保湿や紫外線からの防御機能など、美容にとってもとても効果があるんですね。

このようにスイカにしか含まれない「シトルリン」なんですが、なんとこのシトルリンは、赤い実よりも皮の方にこそ豊富に含まれているとか。。。
スイカの皮には赤い実の約2倍のシトルリンが含有されているのです。

スイカの皮なんて、いつも捨ててしまっています。
あのスイカの皮にこそ、この奇跡の成分シトルリンが含まれているなんて!

また、このシトルリンは、油ものとの相性がとてもいいのです。

ということで、今日は、やはり夏バテにもよいと言われる豚肉と合わせたさっぱりメニューを作ってみます。

 

スイカの皮は捨てずに使いましょう!スイカの皮の上手な剥き方

まず、スイカの皮を剥きましょう!

いやいや、家族で食べるだけですからね、普通にスイカの赤い実をみんなで食べてしまって、スイカの皮がもう捨てるだけになった状態でそれをざっと洗って使えばいいだけですが、まぁ、ここでは赤い実の付いたままから始めてみますね。

赤い実は先に食べちゃってもいいし、今からやるように取り分けて後で実だけ食べるのもいいでしょう。

とにかく必要なのは「シトルリン豊富なスイカの皮」です。

テレビではスイカの皮をピーラーで剥いていましたが、いや、それ、絶対ケガするって。
ということで、私は最初っから包丁です。

マーケットでスイカを8分の1にカットしたものを買ってきたので、それをまな板に寝かせて、緑の皮部分をスパッスパッと斜めに切り落としていきます。

すると、あっという間にこんな感じにスイカの皮のうち、緑の固い部分が削ぎ落せます。

最近のスイカは品種改良のせいか、結構この皮の部分が薄いので、あまり厚く緑の皮をそぎ落とすと、ほとんど白い皮がなくなってしまいます。

なので、本当に緑の固いところだけをそぎ落とすという感じでやってください。

切りにくいようなら、スイカ自体を縦や横半分に切った方がやりやすいかもしれません。

そして、赤い実の方もそぎ落とします。
このとき、ほんのうっすら赤い部分が残るくらいが、見た目にもお味的にもよいようです。

もちろん、先に赤い実を食べた残りの皮で、ざっと洗ったり余分なところを切り落とすのでも構いません。

さて、こうしてスイカを切り分けることができたら、緑の固い外側の皮は捨て、赤い甘い実の部分は冷蔵庫へ。

そして残ったスイカの皮の白い部分を、適当な大きさにザクザク切ります。

スイカの皮を切ると、ザクザクととても心地よい感触で刻んでいけて楽しいですよ。
厚みが3~5mmくらいで切っていくといいですね。

 

夏バテ防止に効果あり!スイカの皮の美味しい料理レシピ

スイカの皮と豚肉の相性はバッチリ!

スイカの皮の準備ができたら、フライパンを熱して豚肉を炒めます。

豚肉の薄切りの切り落としなら、パックからそのままフライパンに入れるだけなので、簡単です。

鉄製などのフライパンなら多少食用油を引いた方がいいかもですが、テフロンとかシルバーストーン加工のあるフライパンなら油を引かずに炒めましょう。

油を使わなくても、豚肉自体の油が出るのでちょうどいいです。

豚肉にざっと火が通ったら、先ほど短冊切りにしておいたスイカの皮を入れて、さらに炒めます。

スイカの皮のシャキシャキ感が美味しいので、軽く炒める程度で大丈夫です。

そして、塩コショウをして、最後に「味ぽん」を振りかけます。

もう、味つけは適当ですが、私は2~30ccくらい入れたかしら?

でも、薄ければ食べるときにポン酢をかけることもできますので、本当適当で大丈夫です。

はい、これで出来上がり。
(お皿の向こうにあるのは、こんにゃく田楽です。)

材料的にこの日は豚肉の細切れが約300gとスイカが8分の1でしたが、2人で食べるには十分でした。

初めて食べるお味でしたが、豚肉の油のうまみとスイカのほんのり甘い皮がとてもいいバランスで、ポン酢がさっぱりとして、本当にいくらでも食べられます。

食べながらポン酢をもう少しかけてもお味が引き締まって美味しいし、途中で気づいて、フライパンにバターを落としてもう一度炒めてみました。

バターなしでもあっさりととても美味しいですし、バターをほんのひとかけ入れたら、味に深みが出てこれまた美味しい!
若い人にはバターとお醤油がウケルかもです。

ともあれ、スイカの皮がシャキシャキととても歯ざわりよく美味しくて、豚肉のうまみがぐっと引き立ちます。

とても特売の豚肉と、捨てるだけのスイカの皮で作ったとは思えないほどのご馳走になりました。

スイカの皮の即席漬物も美味しいです。

スイカの皮がたくさんあれば、同じように短冊切りにしたものをビニール袋に入れて酢づけにしてください。
2~30分くらいで、とても美味しいスイカの皮の漬物になります。

もともとがスイカ(西瓜)は瓜ですから、胡瓜や瓜と同じに考えればいいんですね。

 

スイカの皮の料理レシピ のまとめ

さて、スイカの皮を使った栄養価の高い料理レシピ、ご参考になりましたでしょうか?

スイカの皮は豚肉と合わせることで、夏バテ防止には最適です。

成分のシトルリンの効果効能を知って、是非これからの食生活にスイカの皮を生かしてください。


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