沈丁花の花言葉の由来と香りの効果!アロマや香水も大人気

2017/01/24

冬の北風が吹く寒い中、ふと花の香りがただよってくることがありますね。

たぶんそれは「沈丁花(ジンチョウゲ)」。

早春の中、この香りを嗅ぐと「もうすぐ春!」と気も心も晴れ晴れとします。

こんな素敵な沈丁花。
花言葉はどんなものでしょう。

またここでは、沈丁花の香りの効果も説明します。

アロマや香水としても人気の沈丁花の香り。
是非、気にとめてくださいね。

 

沈丁花の花言葉の由来

まずは「沈丁花とはどんな花なのか」そして気になる「沈丁花の花言葉」をご紹介します。

沈丁花とは

春の訪れを真っ先に教えてくれる沈丁花。
この沈丁花の香りが風に乗って流れてくると、「あぁ、もうすぐ春なんだなぁ。」と、とても明るい気持ちになります。

でも、香りは知っていても、実際の花は見たことない、という方も多いでしょう。

沈丁花とはこんな花です。

よい香りがしたら、その方向に行ってみると、庭にこの沈丁花を数本並べて植えているご家庭などがあります。

そう、この沈丁花はとても背の低い低木です。

近寄ってみると、7mmから1cmくらいの小さな白い花が、手毬のように密集して咲いていて、その小さな花の周りを赤い堅い皮のようなものが覆っています。

実は、この赤い部分も白い花と見えた部分も、植物的には花ではなくて、萼(がく)なんですって!

そういえば、この沈丁花。
多少の雨や風では、花が散らずにいつまでもかわいく咲き続けてくれますよね。

それは、この花と見える部分が萼(がく)だからこそ。
花持ちのよい植物としても有名です。

沈丁花で一般によく見かけるのは赤いガクのものですが、こちらのように白いものもあります。

どちらもとてもよい香りで、素敵です。

早春に花の香りを感じたら、是非この沈丁花を探してみてくださいね。

沈丁花の花言葉

こんなにも素敵な香りの沈丁花、さてどんな花言葉があるのか調べてみると・・・・

沈丁花の花言葉

  • 不死
  • 不滅
  • 永遠

すごく生命力を感じる花言葉ですね。

また、海外の花言葉としても、「glory(栄光)」「immortality(不死、不滅)」と言われています。

これは、沈丁花が一年を通じてずっと緑の葉をつける常緑植物であることから由来しています。

沈丁花の花が咲くのは早春から春にかけて(2月~4月)ですが、それ以外の季節にも青々とした葉っぱで私たちを楽しませてくれています。

だからプレゼントとしても最適ですね。
一般には地植えすることが多い沈丁花ですが、鉢植えのものもあるので、根のしっかりとした鉢植えを選ぶとよいでしょう。

沈丁花の花名の由来

沈丁花の花名は、その香りの高さから由来しています。
香木の沈香(ジンコウ)やスパイスにも用いられる丁子(チョウジ/クローブ)のように、花の香りが高いので、この名前がついたといわれます。

また、属名の学名「Daphne(ダフネ)」は、ギリシア神話の太陽神アポロンの求愛から逃れるために、自らの身を月桂樹に変えたダフネにちなみます。
月桂樹とも似ているこの沈丁花、いろいろなお話がありそうですね。

 

沈丁花の香りの 効果

そして、この沈丁花。
あの甘い香りには、どんな効能や効果があるのでしょうか?

沈丁花の香りの効果

春の沈丁花は、夏のクチナシ、秋の金木犀(キンモクセイ)と並んで、「三大香木」と言われます。

その中でも、特に沈丁花の香りは、一番遠くまでその香りが届くといわれている高木です。

沈丁花の香り成分「リナロール」

実はこの沈丁花、その香りの成分を分析すると、なんと100種類以上の成分があるんです。
その中で、最も有名なのが「リナロール」。

このリナロールは、沈丁花だけでなく、スズランやベルガモット、レモン、バラなどにも含まれているのですが、その爽やかで甘い香りには、気分を和らげ、精神的に疲れている時に気持ちを落ち着かせるという効能や効果があります。

つまり、鎮静作用、抗不安作用、抗菌作用、抗ウイルス作用、などがあるということですね。

慌ただしい毎日の中で、ふと香る沈丁花の香りに足を止めてしまうのも、実はこのリナロールの効果なのかもしれません。

沈丁花は薬草としても利用されていた

この沈丁花、古く中国では「瑞香花」という薬草として利用されていたそうです。

沈丁花の花の中には、「バニフン」や「ウンベリフェロン」という成分が含まれており、これが炎症を抑え、鎮痛作用があるのです。

そこで、喉が痛いときなどには、沈丁花を煎じて、うがい薬にしたり、服用して喉の痛みを和らげたりもするのです。

 

沈丁花の香りのアロマと香水

そんな素敵な沈丁花。
だったら、アロマにも利用したいし、香水としてもつけてみたいですね。

沈丁花のアロマは難しい

ところが、残念なことに、この沈丁花、アロマや香水にするのが大変に難しく、天然の香料としては、あまり商品がない状態です。

なぜ、沈丁花の香り商品がないかというと、
 ・沈丁花の花びらや根は毒がある
 ・成分の種類が多い
 ・安定した抽出が難しい
などの理由があるそうですが、やはりこれだけ難しいと、製造コストがかかりすぎてしまうのでしょうね。

それでも、沈丁花の香りに関連した商品を見つけましたのでご紹介します。

これは、沈丁花の香りのルームディフューザーです。
同梱のリードスティックと呼ばれる木の棒をボトルに刺しておくと、少しづつ沈丁花の香りがお部屋全体に広がって、とてもよい香りで癒されます。

このフレグランスレフィルは別売もありますので、追加で購入していくといいですね。
もっとお得な300ml用もあるので、店内の商品を見てください。

こちらは、沈丁花のお香です。
お香の香りもとても素敵で、高ぶった気持ちがすっと落ち着いていきますよ。

沈丁花の香水

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ビューナパルファン 沈丁花
価格:3088円(税込、送料無料) (2017/1/23時点)

沈丁花の香水でおすすめなのはこれです。

手首や耳たぶの裏など脈を打つ部分に、この香水をしゅっと一吹きしておくと、ほのかな沈丁花の香りに包まれて、とても素敵。
対人関係でギスギスしがちな毎日でも、自然と笑顔で人と接することができますよ。

 

沈丁花 花言葉 のまとめ

さて、沈丁花の花言葉や由来、香りの効果やアロマ・香水商品などはおわかりいただけましたか?

とても甘く、それでいて遥かかなたまでその香りを届ける沈丁花。

私の想いも届くといいなと思いながら、春が待ち遠しい毎日です。


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