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こいのぼりの歌動画!歌詞つきで屋根より高いといらかの波の意味解説

2017/04/28

こどもの日といえば「こいのぼり」。
大空に雄々しく泳ぐ姿は圧巻ですね。

ここでは、そのこいのぼりの童謡として有名な文部省唱歌2曲を、Youtubeから動画でご紹介します。

曲は「屋根より高いこいのぼり」と「甍の波と雲の波」から始まる2曲です。

また美しい歌声とともに、その歌の意味もよくわかるように、歌詞も2番3番までご紹介いたします。

 

「やねよりたかい こいのぼり」の歌の動画と歌詞と意味

まずは、現代の子供たちもよく知っている「こいのぼり」からご紹介します。

「やねよりたかい こいのぼり」の歌の動画

「やねよりたかい こいのぼり」の歌の歌詞

童謡 『こいのぼり』
作詞者:近藤宮子
作曲者:不明

【1番】
やねよりたかい こいのぼり
おおきいまごいは おとうさん
ちいさいひごいは こどもたち
おもしろそうに およいでる

【2番】
みどりのかぜに さそわれて
ひらひらはためく ふきながし
くるくるまわる かざぐるま
おもしろそうに およいでる

この曲は、昭和6年(1931年)の「エホンショウカ ハルノマキ」で刊行されている唱歌です。

「やねよりたかい こいのぼり」の歌の意味

言葉はとても平易ですので、特に解説はいらないですね。

大きな真鯉と緋鯉が屋根よりも高く勇壮に泳いでいる風景を歌っています。

一般に真鯉は黒く、緋鯉は赤、そして緑や青やピンクなどのこいのぼりを見かけますので、「あれ?お母さんは?」と気になる方も多いでしょう。

実は、もともとこいのぼりは男の子の成長を願ってあげたものなので、江戸時代には「真鯉1匹」だったのです。
だからこの江戸時代では「真鯉」=「子供」だったんですね。

そして明治時代から昭和30年代くらいには、真鯉と緋鯉のセットが主流となります。
この「こいのぼり」の唱歌ができたのは、昭和6年ですので、
「真鯉」=「お父さん」
「緋鯉」=「子供たち」
となって、父親の後に続いて雄々しく育っていく子供たちを描いています。

昭和39年以降になると、こいのぼりも家族セットになってきます。
昭和39年というと1964年!
そう東京オリンピックの年です。

このとき、五輪の輪を見た職人が鯉のぼりも5色にして、家族のイメージを作りました。
それで、赤い緋鯉はお母さん、子供たちは青や緑、また女の子も入れてピンクなど、色とりどりにカラフルになっていったのです。

2番目に出てくる「ふきながし」とは、こいのぼりの上についている5色の紐状の布のことです。
この五色の吹流しは、子供が無事に育つようにと「魔よけ」の意味で飾られています。
カラカラと回る「かざぐるま」も、この吹き流しと同じ魔除けです。

この童謡、1番はよく知られていますが、2番まで知っている方は少ないようです。
ぜひ覚えて、子供たちと一緒に歌ってくださいね。

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「いらかのなみとくものなみ」の歌の動画と歌詞と意味

次に、「いらかのなみとくものなみ」から始まる「こいのぼり」をご紹介します。

「いらかのなみとくものなみ」の動画

このYoutubeを聞いて、「あぁ、知ってる!知ってる!」と、歌を思い出した方も多いでしょう。

「いらかのなみとくものなみ」の歌の歌詞

童謡 『こいのぼり』
作詞者:不明
作曲者:弘田龍太郎

【1番】
甍(いらか)の波と 雲の波
重なる波の 中空(なかぞら)を
橘(たちばな)かおる 朝風に
高く泳ぐや 鯉のぼり

【2番】
開ける広き 其(そ)の口に
舟をも呑(の)まん 様(さま)見えて
ゆたかに振(ふる)う 尾鰭(おひれ)には
物に動ぜぬ 姿あり

【3番】
百瀬(ももせ)の滝を 登りなば
忽(たちま)ち龍に なりぬべき
わが身に似よや 男子(おのこご)と
空に躍(おど)るや 鯉のぼり

こちらも、文部省唱歌です。
歌は、大正2年(1913年)「尋常小学唱歌 第五学年用」として刊行されています。

「いらかのなみとくものなみ」の歌の意味

こちらは大正時代の歌とあって文語調ではありますが、1つ1つはそれほどむずかしい歌詞ではありません。

1番の甍(いらか)というのは屋根の瓦(かわら)のことです。
つまり屋根と空の雲がそれぞれ波のように見える、その間の空を
柑橘系の花が香って、こいのぼりが高く泳いでいる、
その雄大で気持ちのよい風景をうたったものです。

2番は、こいのぼりが大きく開けている口が舟をも飲みそうに大きいこと、
尾ひれのなびき方には物に動じていない雄々しさがあり、
こいのぼりの立派な姿を称賛しています。

3番は、中国の有名な故事「鯉の滝登り」から、子供の立身出世を願っての歌です。
栄達するための難関を「登竜門」といいますが、黄河の急流にある竜門と呼ばれる滝を鯉だけが見事に登り切って、竜になったことにちなんでいます。
つまり、この空に泳ぐ鯉は竜になる鯉ですね。
だから「わが身に似よや」と、鯉が子供たちに呼びかけているようだと、歌っています。

 

こいのぼりの動画と歌詞と意味 のまとめ

有名な「こいのぼり」の童謡も、このように歌詞を見てその意味を考えていくと、とても奥深い親の愛が見えてきます。

五月の気持ちのよい大空を泳ぐこいのぼりの雄大さと、そこに込められた子供の成長を願う気持ちが、美しいメロディに乗って、どちらも素晴らしい曲ですね。


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