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エコノミークラス症候群の初期症状 予防はふくらはぎと水

2017/04/15

長時間の移動中だけでなく、災害の避難生活などでも「エコノミークラス症候群」が多発しています。

このエコノミークラス症候群とはそもそも何?

また、初期症状を知って、予防の対策もしていきましょう。

ここでは、エコノミークラス症候群に効果があるといわれる「ふくらはぎのケア」と「水分補給」について説明します。

 

エコノミークラス症候群では初期症状に注意!

まず、エコノミークラス症候群とは何かから知りましょう。

エコノミークラス症候群とは

エコノミークラス症候群とは、長時間足を動かさずにいることにより、血液が滞って足の血管に血栓ができることから引き起こされる症状です。
ずっと座っていた人が立ち上がったことをきっかけに血液が循環しはじめ、この血管にできた血栓が肺に詰まって、呼吸困難や心肺停止を招く肺塞栓症(肺動脈血栓塞栓症)を引き起こします。
最悪の場合には死に至る場合もあり、とても怖いものです。

飛行機などの狭くて窮屈な座席に長い間座っていた乗客が、飛行機から降りたとたんに倒れることから、別名で「ロングフライト血栓症」や「旅行者血栓症」などとも言われます。
医学的な正式名称は「急性肺血栓塞栓症」です。

飛行機には、ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスなどがあり、エコノミークラスは一番座席が窮屈で足が動かしにくいためにこの症状が出やすく、それで「エコノミークラス症候群」と呼ばれるようになりました。

飛行機だけでなく電車やバス、車中泊などで座ったまま寝るなど、体が動かしにくいときにも起きやすく、昨今では長時間のデスクワークや地震災害の避難生活者にもこの症状が出るなど報道されています。

エコノミークラス症候群の初期症状

エコノミークラス症候群は窮屈な状態でできてしまった血栓が肺に詰まることから起こります。

そこで、足のだるさや痛みなどももちろんですが、まず、胸の様子を確認してください。

目的地について立ち上がったときに

・胸の痛みを感じた
・胸の息苦しさを感じた
 

このような場合は要注意です。

また、エコノミークラス症候群は立ち上がった直後だけでなく、人によっては1~2時間、また、1~2週間後になってから、体調不良を感じることもあります。

旅行で目的地に着いたときは移動で気持ちが急いていて、多少の不調には気づかないこともありますし、旅行先での不調も「疲れ」のためと思ってやり過ごしてしまうことも多いです。

まず、狭い座席で長時間座っていたような場合には、立ち上がった後の初期症状に絶えず注意するようにしていきましょう。

 

エコノミークラス症候群の予防対策

エコノミークラス症候群は狭くて窮屈な状態で発症しますので、逆にそのような状況になるときには、あらかじめ予防策を講じておくといいですね。

エコノミークラス症候群になりやすい人

まず、エコノミークラス症候群にはなりやすい人となりにくい人がいます。

エコノミークラス症候群になりやすい人

  • 中高年の女性
  • 糖尿病・高血圧・肥満の人

上記に当てはまる人は、長時間かけての旅行などの際は、必ず予防措置をして行きましょう。

エコノミークラス症候群の予防方法

エコノミークラス症候群の予防には、次の2つが大事です。

エコノミークラス症候群に有効な2つの予防方法

  • こまめな水分補給
  • 血流を促す運動やマッサージ

まず、エコノミークラス症候群が、足の血管にできる血栓が原因であることを思い出しましょう。
つまり、この血栓を作りにくくするというのが、エコノミークラス症候群の予防となり対策となります。

その1つが「水分補給」です。
水分と言っても、コーヒーや紅茶、ジュースなどではなく、できるだけ身体の成分に近い「水」を飲みましょう。

駅の売店や社内販売で売っている普通のペットボトルの水でもよいですが、エコノミークラス症候群になりやすい傾向のある人なら、熱中症対策にもなる「経口補水液」などを用意するとよいでしょう。

また、ペットボトルが荷物になるようでしたら、こんな粉末も便利です。

そして、もう1つ、血栓を作らせないためにも、道中、足はできるだけ動かしたりマッサージしたりしておくと予防になります。

 

エコノミークラス症候群予防では特にふくらはぎに注意しよう!

足の中でも、特に注意したいのがふくらはぎです。

ふくらはぎの筋肉は「第2の心臓」とも言われていて、下半身の血液を心臓に送り返す重要なポンプの役割を担っています。

そこで、マッサージをするときには、特にこのふくらはぎを中心に行ってください。

また、靴はできるだけ脱いで、足首を曲げたり伸ばしたりしましょう。

エコノミークラス症候群予防に有効な弾性ストッキング

また、最近病院でもよく利用されたり着用を指導されたりする「弾性ストッキング」や「着圧ソックス」などもかなり効果があります。

これらは、足の疲れやむくみにも効果がありますので、旅行には必ず持っていくと便利です。
飛行機や電車の中だけでなく、就寝時に疲れた足を休めるのにも重宝します。

このエコノミークラス症候群では特にふくらはぎを圧迫してポンプ機能を助けてくれますし、医療用として下肢静脈瘤の予防や治療にも使われていますので、最初は「きつい」と思うでしょうが、かなり効果がありますので、ぜひこれを着用していてください。

エコノミークラス症候群を予防する注意点

その他有効な予防方法を合わせてまとめると以下の通りです。

飛行機や車中でできる予防策

  • 手持ちの荷物はできるだけ上部の荷物入れに収め、足元に置かない。
  • 服装は身体を締め付けない楽なもので、きついベルトは外したり緩めたりする。
  • 靴は脱いで軽く足を乗せるだけにするか、簡易スリッパなどに履き替える。
  • 弾性ストッキングや着圧ソックスなどを履く。
  • 時々、両手を挙げて全身を伸ばしてストレッチする。
  • 時々、首を伸ばしたり、上下左右に動かしたりする。
  • トイレの移動などをして、座りっきりにしない。
  • 経口補水液や水などで、こまめに水分補給をする。
  • 足首の運動や足の付け根やふくらはぎのマッサージをこまめに行う。
 

エコノミークラス症候群 のまとめ

さて、エコノミークラス症候群とは何か、そしてその初期症状や予防の方法はわかりましたか?

とにかく、長い時間の拘束で、足の血管に血栓を作らないようにしていきましょう。
また、立ち上がったときに、胸の痛みや息苦しいと感じたら、無理に旅行を決行せずに十分なケアが必要です。

エコノミークラス症候群の予防としては、
 ・こまめな水分補給
 ・ふくらはぎの運動やマッサージ
が有効です。

その他の注意と合わせて、快適な旅をお楽しみください。


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