車中泊するなら知っておくべき夏の暑さと虫の対策方法

2017/01/01

夏になると、キャンプにでかける人も多いですよね。
オシャレなリゾートホテルも良いけれど、ちょっとワイルドなキャンプも楽しそう。

わざわざテントを張ったりしなくても、寝る場所は普通の車でも大丈夫かしら?
その方が簡単そうだし、費用も安くあがりそう。

でも、夏は暑いし、虫も飛んできそうだし・・・

そんな計画を立てている方に、夏の車中泊での暑さや虫の対策について、ご案内します。

 

車中泊に必要な夏の対策

車に寝泊まりするメリットは、なんと言っても時間に縛られないこと。

きっちり計画を立てて効率よく観光地をまわるのも良いですが、
気が向いたときに気が向いた方向に・・・
という旅にもあこがれます。

食事も好きなところで食べれば良いし。

それから、犬や猫などのペットを一緒に連れて行くこともできます。

たまにはそんな旅も良いかも。

では、夏に車中泊をする場合、どんな対策が必要でしょう。

水とトイレの確保

まず肝心なのは、水とトイレが確保できる場所を選ぶこと。

夏でなくてもこれは重要ですが、特に夏は、水分補給を怠ると、熱中症エコノミークラス症候群(長時間同じ姿勢でいることで、足の静脈に血栓ができてしまう症状)になりやすく、せっかくの楽しい旅行が台無しになってしまいます。

十分に気を付けたいものですね。

では、どんなところが良いかというと

初心者の場合は、やはり設備の整ったキャンプ場が無難でしょう。
でも、それだと、結局予約が必要だったり、費用もかかってしまうし、気ままな車中泊の目的が半減・・・

そんなときは、道の駅や、サービスエリアなどでも可能でしょう。

また、海水浴場の近くでは、夏の間、コンビニの駐車場でシャワーが使えるところもあります。
そこの駐車場で寝泊まりすることはできないでしょうけれども、シャワーの利用は可能なので、見つけてみると良いでしょう。

犯罪対策

車中泊では、公共の駐車場で宿泊する場合でも、防犯対策を考えなくてはなりません。

特に夏は、変質者や浮浪者が出没しないとも限りませんし、覗きや盗難にも注意が必要です。

夜は外から見えないように、窓に目隠しのカーテンを引くなどの工夫をすると良いでしょう。
車の改造などしなくても、突っ張り棒があると簡単に目隠しができて便利ですよ。

騒音対策

車の出入りの多い場所ではエンジン音も気になります。
また、幹線道路に面している場所などでは、夏になると、暴走族が走り回ったりするのに遭遇してしまうこともあるでしょう。

そんなときは、耳栓を用意しておくと、便利ですね。

ゴミ処理にも注意を

トイレが近くにない場合などは、ポータブルトイレを用いるという策もあります。
使用後の処理や、また、食べ物から出るゴミの処理など、夏は腐敗しやすく匂いも気になります。

きちんと衛生的に処理できるように、ゴミ箱を持参しましょう。
コンビニでゴミ捨てをするのはいけませんよ。

もっとも重要な対策は・・・暑さと虫

そして、なんと言っても暑さ対策
せっかくの旅行も、熱中症でダウンしては元も子もありません。

ならば、夜の涼しい空気を車内に入れようとして窓をあければ、今度はムシが入ってくる・・・

それにはどんな対策があるでしょう。

 

車中泊では特に暑さ対策に注意しよう

夏に車中泊をする場合、どのように暑さ対策をしたら良いでしょう。

ひと昔前なら、ガソリンの減り方さえ気にしなければ、
エンジンをかけっぱなしでエアコンをつけて過ごしましたよね。
ところが現在では、アイドリングNG!

ではどうしたら良いでしょう。

車内の温度を上げない

まずは車内の温度を上げないのが鉄則です。

昼間のうちから、遮熱用のシェードで日光を遮断して、なるべく温度が上がらないような日よけの工夫をしておきたいですね。

衣類を工夫する

そして、衣類にも涼しくなる秘訣があります。

暑いし、気の置けない仲間だけだから、といっても裸はダメですよ。
衣服を通して汗を大気中に放出させましょう。

意外なのが、素材は綿よりもポリエステルなどの化学繊維が良いということ。

綿だと繊維が汗を吸収してくれるのは良いのですが、結局、汗の染みた衣類を肌に密着させていることになります。

それよりも化繊の方が、繊維そのものに汗が染み込まず、毛細管現象のしくみで目の隙間からどんどん汗を放出してくれます。

最近では「吸汗速乾性衣料」というのがたくさん売られていますよね。
衣料品店やスポーツ用品店でみつけてみてください。

冷却グッズを利用する

それから、冷却グッズを上手に利用しましょう。

おでこやわきの下に貼るシートもありますが、実はこのシートは一時的にひんやりするものの、その後、厚いシートに熱をため込んでしまいます。

その点、氷ならば溶けて水になるときに熱をどんどん放出するので最適。
クーラーボックスに氷を用意して、氷枕を使うが一番でしょう。

 

車中泊で虫や蚊に悩まされない対策方法

車中泊の場合、特に夏は、虫や蚊の対策も大切です。

自分の身に虫よけをつける

まずはオーソドックスに、虫よけスプレーや虫よけジェルを肌につけることです。

肌が敏感でそれが不可能な場合は、手首や足首にはめるだけのリングもあります。

虫や蚊の嫌いな空気を作る

普通の家庭で窓や網戸にかける虫よけを車の窓やカーテンにつけるというのも効果的でしょう。

また、空気中にスプレーを撒く方法もあります。

でも、狭い社内に薬剤成分が漂うのが気になる方もいますよね。
そんな方には、成分が壁面やカーテンなどに付着して、そこに止まった虫を退治するというタイプのスプレーもあります。

虫や蚊の寄らないLEDライトを使う

キャンプ場にしろ、駐車場にしろ、夜はほぼ真っ暗になるので、懐中電灯やランタンは必需品です。

そして、そのライトをLEDにすると虫や蚊が寄ってこないのです。

LEDライトは紫外線をほとんど出さないので、虫は明かりと認識しないのだとか。
直接ムシを撃退する方法ではないものの、対策のひとつとして覚えておくのも良いでしょう。

 

まとめ

夏に車中泊をするには、特に、暑さ対策と虫の対策がポイントです。
これらの方法を参考にしてください。

それから、なるべく快適に過ごすために、車を停める場所は極力平らなところを選びましょう。
少しでも頭が下がっていたりすると、疲労や頭痛の原因になります。
足の疲れを取るためには、足首やふくらはぎの下にタオルを置くなどして、少し足を高くして寝ると良いでしょう。

また、最近では、小回りの利く軽自動車のキャンピングガーが人気のようです。
レンタルもあるので、試しに利用してみるのはいかがでしょう。

夏の車中泊、狭くて暑苦しいのは多少覚悟した上で、体力に自信の持てる範囲で行ってください。
決して無理はしないで、楽しい旅行になることを願っています。


-車中泊
-, , ,