マンションのベランダに緑のカーテン ベランダ用ネット張り方
2017/01/01
マンションやアパートのベランダで緑のカーテンを作ろうとすると、一軒家の庭で緑のカーテンを作るのとは異なり、いろいろな制限や工夫が必要となります。
中でも一番の心配は、ネットの固定と貼り方、そして給水・水やりではないでしょうか?
ここでは、マンションやアパートのベランダ用に適したネットとその張り方、ベランダでの給水を楽にするプランターなどをご紹介します。
マンションのベランダに作る緑のカーテンの問題点
自然の植物の葉っぱで作る緑のカーテン(グリーンカーテン)が、自治体の推進もあって、ブームです。
この緑のカーテンは、室内温度を平均4~5度、条件によっては10度も下げるということで、暑い夏でも冷房いらず。
CO2の削減にも一役買って、地球温暖化をやわらげ、省エネ、エコにもつながると大変人気です。
特にマンションなど高層階では日当たりもよく、また離れた位置からの気づかない視線も遮りたく、この緑のカーテンを検討している方も多いでしょう。
でも、広い一軒家の庭と違って、マンションやアパートのベランダで緑のカーテンを作るのには、いろいろな問題点があります。
その大きなものは、以下の通りです。
水やり系の問題点
・ベランダに水道がなく、水やりが大変
階下への問題点
・葉っぱや実が階下に落ちる
ベランダが狭くなる問題点
・ベランダが狭まり、出入りに不便
・洗濯物干場にも茎が伸びる
ネットの固定系の問題点
・風が強くネットがぐらつく
・ベランダ天井にフックなどがない
このうち、
・1番目の水やりに関する問題点に関して、
ベランダに便利なプランターを2章で、
・2~4番のネットに関する問題点に関して、
ベランダに便利なネットを3章で
ご紹介します。
緑のカーテンでベランダ用には底面給水プランターが便利
緑のカーテンは5~6月から準備や種まきをして、秋口まで、窓を覆って涼しくしてくれる便利でエコな自然植物のカーテンです。
ただ、その一番暑い時期の栽培ですから、どうしても水やりが必要となります。
一軒家の場合は、梅雨や台風での雨もありますので、たまに水やりを忘れてもなんとかなる場合もありますが、マンションやアパートのベランダでは自然の雨と言ってもそうそう降り込んではこないため、やはり毎日水やりをしなければなりません。
このとき、ベランダに水道がある場合は、それほど苦ではありません。
手間はかかっても、水やりを承知で植物の栽培をするのですから、その水道にホースをつけてプランターに水やりするのも楽しみの1つです。
問題は、ベランダに水道がない場合ですね。
このようなとき、普通は、洗面所やキッチンなどの水道から長いホースをベランダに引いて給水することがほとんどでしょう。
いちいちやかんや鍋に水を汲んで何度も行き来するよりは、面倒でも長いホースを引いてしまった方が楽といえば楽です。
でも、それほど大きな緑のカーテンを作っているわけでもないし・・・・ということであれば、便利なプランターがありますよ。
貯水機能付きの底面給水プランター
それは、たとえばこんなプランターです。
もともとゴーヤなどの緑のカーテンを作るのであれば、深いプランターをお考えと思いますが、深型のもので底面給水プランターならとても便利です。
底面給水プランターのメリット
緑のカーテンを上手に育てるには、水やりを切らさないことです。
でも、真夏の太陽は強くてせっかくあげた水もすぐに蒸発してしまいますし、7月8月などは1日2回も水やりが必要になってきます。
また、夏休みに旅行をしたり、お盆の帰省をしたりしていると、せっかく育った緑のカーテンが枯れてしまうということにも。。。。
そんなときに、この貯水機能付きの「底面給水プランター」があると、水を5リットルも蓄えてくれるので、2~3日なら水やり不要で過ごせます。
旅行に行かないまでも、マンションでの水やりは大変なので、大容量の水をプランターの底に溜めることができる「底面給水プランター」はとても助かりますね。
大きなものでは17リットルも貯水できるタイプもあるそうで、これは助かります。
ただ、大変な重さとなりますので、設置場所や設置個数に気をつけて調整してくださいね。
緑のカーテンのネット張り方でベランダには突っ張り式がおすすめ
1章であげたその他の問題点。
階下への問題点
・葉っぱや実が階下に落ちる
ベランダが狭くなる問題点
・ベランダが狭まり、出入りに不便
・洗濯物干場にも茎が伸びる
ネットの固定系の問題点
・風が強くネットがぐらつく
・ベランダ天井にフックなどがない
まず、1番目の問題点で、階下に迷惑をかけないためには、できるだけベランダの窓側にネットを張ることです。
でもそうすると、2番目の問題点のように、ベランダが狭くなって出入りにも不便です。
また出入りが自由にできるようにと、窓にネットを立てかける形にすると、支柱が安定しないために絶えずぐらぐらしていて、強い風が吹いたら危険です。逆に階下に迷惑をかけそうだし、安全面でも怖いものがありますね。
マンションのベランダの天井に軒天フックのような金具がついていればそこにしっかりと固定できますが、ない場合がほとんどです。
洗濯物干し用の金具はついているでしょうが、これは洗濯物がにわか雨に塗れないようにベランダの中央あたりについていますので、ここにネットを固定すると、ベランダがかなり狭くなります。
一番よいのは、葉っぱや実などが階下に落ちないように、ベランダの端から10cmくらい内部に入ったところに緑のカーテンをしっかりと固定することです。
このときとても便利なのが、「突っ張り型のネット」です。
ベランダには「突っ張り型のネット」が便利
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こちらの商品だと、天井までの高さが210~275cmまで対応できますので、ほとんどのマンションに適合すると思います。
つっぱりが弱いと、風でぐらぐらとしてしまいますので、ここは男性の力を借りて、しっかりがっちりと突っ張るように設置してください。
この突っ張り式であれば、緑のカーテンを栽培しない冬場などにはしまうこともできますね。
ベランダのフェンスに固定する型もオススメ
また、ベランダならではの留め具として、以下のようなものもあります。
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このような道具を使って、ベランダではネットや支柱がぐらつくことがないように設置してください。
まとめ
マンションのベランダで緑のカーテンを作ろうとするといろいろ出てくる問題点も、ベランダ用のネットや張り方を工夫した商品を使うと確実で便利です。
支柱がしっかりと固定されれば、ネット張り自体は簡単ですので、是非「突っ張り式ネット」と「底面給水プランター」を使って、ベランダでの緑のカーテンをお楽しみください。
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