緑のカーテン花なら朝顔がおすすめ 育て方と摘心の方法
2017/01/01
緑のカーテン(グリーンカーテン)ってご存知ですか?
そう、窓辺に緑の植物を植えてカーテンのようにするものです。
緑のカーテンは夏の暑い日差しも遮り、見た目も涼し気で大人気です。
初心者なら、簡単に子供と一緒に楽しめる朝顔の栽培をおすすめします。
朝顔の育て方と摘心方法についてご参考にしてください。
緑のカーテン最初は朝顔がおすすめです
緑のカーテン、暑い真夏日でも涼し気で省エネにも一役買っていますよね。
また、窓際に植えることで室内の目隠しにもなり、優しいグリーンが心の癒しにもなる・・・
一石二鳥どころか、何重にも楽しい園芸です。
まずは、定番の朝顔がオススメ
緑のカーテンはいろいろな野菜や花で作ることができますが、もしもあなたが初めて挑戦するのであれば、「朝顔」をオススメいたします。
朝顔といえば、夏を代表する花ですし、小学生が最初に栽培するようにとても育てやすいのです。
朝顔は初心者が育てやすいだけでなく、緑のカーテンとしてもよく伸びよく広がって、涼しさも倍増です。
この夏、おうちで朝顔のグリーンカーテンを子供と一緒に作ってみませんか?
成長日記をつければ、夏休みのよい自由研究にもなりますね。
また朝顔なら、押し花にしたり、色水を作ったりもできます。
これで自由工作の課題もクリア!
子供さんのためにも、是非、一緒に挑戦してください。
緑のカーテンに適する朝顔
さて、朝顔にもいろいろ種類があります。
大きく分けると、「日本朝顔」と「西洋朝顔」ですが、緑のカーテンにするには、背丈がよく伸びる「西洋朝顔」がオススメです。
緑のカーテン 朝顔の育て方
緑のカーテンに必要なもの
緑のカーテンは、植物の種類に寄らず共通して次のものが必要です。
・用土・肥料
・ネット
・支柱
・ワイヤーや紐
プランターの用意
まず、設置する窓や場所に合わせて、プランターの数を決めましょう。
一般の窓は一間(180cm)ですので、60cm幅のプランターなら3~4個あると、窓全体を覆えるでしょう。
このプランターの底に小石をしいて、そのうえに用土を入れていきます。
朝顔には水はけがよい土が最適です。
園芸店やホームセンターに「草花用培養土」が売られていますので、これを利用すると簡単です。
肥料は、緩効性の化成肥料を用意して、土に混ぜるようにしておきます。
朝顔の種を蒔く
朝顔の種は、種の皮が固いため、一晩水につけてから翌日蒔くようにします。
市販されている種なら発芽処理がされているので、そのまま蒔くこともできますね。
そこに2~3粒種を入れます。
(2)そっと土をかぶせます。
(3)プランターの底から水が流れ出すくらいたっぷり
水をあげます。
1週間くらい経つと発芽します。
本葉が2~3ついてきたら、丈夫そうなものを選んで、15cmくらいの間隔になるように間引きをします。
間引きによってプランター内での朝顔の位置がずれそうであれば、先に仮に1つのプランターにだけ種を蒔いて、丈夫そうなものだけ選んでプランターに植え付けていくこともできます。
このとき、根を痛めないように注意してください。
朝顔の苗を植える
朝顔を種から発芽させなくて、すでに苗になったものを買ってくることもできます。
この場合は、60cmプランターなら(3苗×プランター数)を目安に苗の数を用意してください。
シャベルで穴を掘っておきます。
(2)朝顔の苗が入っているポットを両手で揉むようにして、
根を傷つけないにして、朝顔の苗を取り出します。
(3)穴に1つづつ苗を入れ、土をかぶせて整えます。
(4)プランターの底から水が流れ出すくらいたっぷり
水をあげます。
水と肥料はたっぷりと
水は、土の表面を見て、渇いているようであればたっぷりとあげてください。
ただし、日中は高温多湿となりますので、できるだけ朝夕の涼しいときに水やりするのがポイントです。
また、肥料も大切です。
植えるときに化学肥料を混ぜていますが、緑のカーテンとして大きく伸ばしたい場合には、1週間に1回くらい液肥をあげるといいですね。
花が咲くときには特に栄養が必要です。
緑のカーテン 朝顔の摘心方法
朝顔は摘心が必要
朝顔の本葉が8枚くらいになってきたら、「摘心(てきしん)」をします。
摘心とは、朝顔のメインで伸びている茎をわざと切り取ることです。
せっかく伸びてきたのに可哀想とも思いますが、摘心をしないと、1本の弱い茎がただひょろひょろと伸びるだけで、ボリュームのある緑のカーテンにはなりません。
朝顔の茎を大きく伸ばすためにも、先端から2節目あたりにハサミを入れます。
すると、先端はそれ以上は伸びませんが、切られた場所の下にある脇芽から新しい茎が育ってきます。
つまり、摘心をすることで、朝顔自体が2倍、2倍と、茎を広げていくようになるのです。
注意点としては、あまりに早いタイミングで摘心すると、朝顔が育ちませんので、本葉が8枚くらいになったら行ってください。
ネットを張る
朝顔のつるが50cmくらい伸びてきたら、ネットを用意して、これに絡みつかせるようにします。
このとき、軒や2階のベランダなどにネットが固定できるようでしたら、紐やワイヤーで直接ネットを垂れ下げます。
上に固定できるものがなければ、2mくらいの支柱(100均でも売っている)をプランターの両端に立てて、壁に立てかけるようにしてそこにネットを固定します。
そして、朝顔のつるをネットの目をくぐらせるように誘導します。
朝顔のつるは、一度ネットに絡みつけば、あとは自然に伸びていきます。
早咲きの花は摘み取る
摘心によって、朝顔のつるが伸びて、ネット全体に朝顔の茎や葉が覆うようにしていきます。
ここで、まだ十分に緑のカーテンになっていない段階で、早めに花が咲いてしまったら、これも摘み取ってしまいます。
というのも、花が咲き出すとそちらに栄養が取られ、茎の成長が思うように進みません。
ある程度、緑のカーテンができるまで、花はお預けで我慢します。
緑のカーテンが十分にできれば、朝顔の花を楽しみましょう。
早めの花を摘み取っても、朝顔の花は後から後からどんどん咲きます。
まずは、緑のカーテンをできるだけ広げ、たくさんの蕾をつけさせましょう。
まとめ
さて、朝顔を使った「緑のカーテン」の作り方や方法はわかりましたか?
緑のカーテンで「朝顔」は最も育てやすくおすすめです。
摘心やネットへの誘導など、タイミングと育て方を覚えて、楽しく緑のカーテンを作ってください。
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