緑のカーテンの植物の種類でおすすめはパッションフルーツ

2017/01/01

自然の植物で緑のカーテンを作ってみようと思ったとき、さて、何で作ろうかな?とお悩みのことと思います。

緑のカーテン、どんな植物の種類がおすすめなのか。

野菜や花もいいけど、フルーツもやってみたいな・・・という方は是非「パッションフルーツ」に挑戦してみてください。

 

緑のカーテンに向く植物の種類

緑のカーテンは植物ですので、その種類には、大きく分けて「野菜」「花」「果物」があります。

どれも、つるを伸ばしてネットに絡め、窓を覆うような植物で、夏の暑い日光を遮る自然のカーテンを作ります。
植物の茎や葉っぱは緑ですので、それで「緑のカーテン」というのですね。

緑のカーテンに適した植物の種類

まず、野菜の種類では次のようなものが育てやすく人気です。

緑のカーテンに適する野菜の種類

・ゴーヤ
・キュウリ
・ヘチマ
・トマト
・ミニトマト
・かぼちゃ
・ミニカボチャ
・さやえんどう
・さやいんげん
・さつまいも
・オカワカメ(ツルムラサキ科)
・ひょうたん
・なす
・まくわうり
                などなど

次に、花の種類では次のようなものが育てやすく人気です。

緑のカーテンに適する花の種類

・朝顔
・ヒルガオ
・ヨルガオ
・クレマチス
・つるバラ
・フウセンカズラ
・かずら
・ほおずき
・るこう草
・トケイソウ
                などなど

果物(フルーツ)の種類では次のようなものが育てやすく人気です。

緑のカーテンに適する果物(フルーツ)の種類

・パッションフルーツ
・ブドウ
・ムベ
・キウイ
・ブラックベリー
・メロン
・ミニメロン
・スイカ
・あけび
                などなど

 

緑のカーテンの植物でおすすめのもの

緑のカーテンの植物で、特に初心者にとっても育てやすく失敗のないものを選ぶとしたら、「ゴーヤ」と「アサガオ」をおすすめします。

野菜ならゴーヤがおすすめ!

ゴーヤはニガウリとも呼ばれて、沖縄料理のゴーヤチャンプルなどでも知られている野菜です。
まず、初めて緑のカーテンを作るのであれば、野菜としてはこのゴーヤが最適です。

ゴーヤは5月上旬~5月下旬ごろに種まきをしますが、園芸店やホームセンターでしっかりと育った苗を買ってきて植え付けると失敗がありません。

温暖地での収穫は7月中旬~10月下旬と長く、緑のカーテンの涼しさとゴーヤのおいしさが両方楽しめます。

ゴーヤの育て方の詳細はこちら>>
参考 ⇒ ゴーヤを使った緑のカーテンの作り方と育て方は摘心で栽培

花なら朝顔がおすすめ!

花はやっぱり朝顔ですね。
朝顔は小学校1年生が最初に植える植物で、とても育てやすく、花も次から次へとどんどん咲きますので、緑のカーテンにも鮮やかな色どりが生まれて楽しめます。

朝顔は、夏の暑い気温と日差しを浴びてどんどん生育するので、夏にはピッタリ。
この朝顔で緑のカーテンを作れば、風通しのよい素敵な空間が出来上がります。

種まきは4月下旬~5月下旬と言われますが、実際には6月7月でもよく育ちます。
花は8月下旬~11月下旬ですが、やはり夏の暑いときが最適ですね。

朝顔の育て方の詳細はこちら>>
参考 ⇒ 緑のカーテン花なら朝顔がおすすめ 育て方と摘心の方法

果物ならパッションフルーツがおすすめ!

さて、それでは、果物で緑のカーテンにおすすめなのは・・・・

それは「パッションフルーツ」です。

パッションフルーツは、苗を5月上旬~6月下旬くらいに植え付けると、7月上旬~8月下旬にはもう実が食べられます。
甘ずっぱい香りとトロピカルな風味のパッションフルーツはとても美味しくて、栄養も満点です。

パッションフルーツはトケイソウの一種で、お花の形も変わっていて、まるで時計のよう。
花でも実でも楽しめます

暑さに強い植物ですし、パッションフルーツは葉に光沢があるので、緑がとても綺麗なんです。
まさに緑のカーテンに最適ですね。

それでは、このパッションフルーツの育て方をご紹介しましょう。

 

緑のカーテンの植物でパッションフルーツの育て方

パッションフルーツで緑のカーテンを作るときには、ゴーヤや朝顔のときより少し注意が必要です。

決して難しいわけではなく、病気にもなりにくいので育てやすいのですが、小さい苗で始めると丈が育たず淋しいカーテンになってしまいます。

そこで、ここではパッションフルーツを大きく育てるコツをお教えしますね。

パッションフルーツを大きく育てるコツ

苗は大きいものを選ぶ

まず「1m以上の大きな苗」を用意することです。
パッションフルーツの成長は早いので、ひと夏で立派な緑のカーテンが作れます。

大きな苗で作った緑のカーテンなら、パッションフルーツも果実がたくさんなりますよ。
1本で30~100個ほども実をつけますので、是非大きな苗を買って十分な間隔を開けて植え付けましょう。
普通の家なら、苗は2本あれば十分でしょう。

プランターは50リットル以上

プランターは50リットル以上の大きなものがおすすめです。
根がしっかりと育てば、葉も実も大きく育ちます。
小さいプランターでは、根も伸びず、水切れ肥料切れを起こしますので、是非大きいプランターを用意するか地植えにしてください。

水やりは植え付け時にたっぷり

水やりは、植え付け時にたっぷりと与え、あとは渇いたときにやるくらいで大丈夫です。
水のやりすぎは根腐れを起こしますが、真夏になってきたら1日2回くらいあげてください。

肥料は月に1~2回

肥料は、有機配合の発酵固形肥料や緩効性肥料などを月に1~2回ほど多めにあげてください。

伸びすぎた茎を切る

後はどんどん育っていきますので、ネットをしっかりと張って、絡みつかせていってください。

パッションフルーツは、ゴーヤや朝顔のような摘心ではなく、どこを切っても大丈夫ですので、伸びすぎた茎をパシパシ切っていってください。

人工受粉をさせる

受粉は、おしべの花粉を綿棒や筆などにとって、めしべの裏側の緑色の部分につけていきます。

果実の収穫

果実は青いですが、いずれ赤紫色になって自然落下します。
パッションフルーツの実は表面が固いので落ちても傷はつきません。

果実の食べ方

完熟して落下した果実はすぐに美味しく食べられます。
パッションフルーツは、横半分に割って、半透明のオレンジ色の部分を種ごとスプーンですくって食べます
種もそのまま食べられ、ポリポリと美味しいですよ。

ジュース・ジャム・ゼリー・シャーベット・アイスクリーム・ヨーグルトなどにしてもいいですね。

果実の保存期間

酸味や苦みを感じる人は、常温で3~5日くらい置くと酸味も抜けて食べやすくなります。
冷蔵庫に入れれば1か月くらい保存できます。

 

まとめ

パッションフルーツは、ビタミン・ミネラル・βカロチン・カリウム・ナイアシン・葉酸などの栄養素も豊富で、緑のカーテンの植物の中で、健康維持にもおすすめです。

緑のカーテンはいろいろな種類の植物で作ることができますが、是非パッションフルーツを作ってみてください


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