クーラーの電気代って1時間いくら?計算方法と節約テク

2017/01/01

クーラーの電気代は1時間いくらかかるか、考えたことはありますか?

暑い夏、日中はもちろん熱帯夜にもクーラーは欠かせません。
でも、その電気料金って気になりますよね。

電気代の計算方法を知って、クーラーの電気代が1時間にいくらくらいかかるのかを算出してみましょう。

また、その電気代をどうやって節約していくのか、そのテクニックをお教えします。

 

クーラーの電気代は1時間いくらかかるか?

熱帯夜が続くと、どうしても一晩中クーラーを入れっぱなしにすることが多くなります。

自分は、寝入るまでの1時間だけとタイマーをつけても、一緒の部屋で寝ている家族などが「暑い」と起きてしまうので、結局朝までかけている、という人も多いでしょう。

クーラーをかけすぎると睡眠中は体温調整が難しくなりますし、夏バテの原因にもなります。
かといってつけなければ熟睡もできずに、寝不足で疲労も取れません。

第一、その電気代が気になりますね。

クーラーの電気代は、そのメーカーや機種の性能、冷やす部屋の広さや壁の断熱材質、日中の日当たり具合によって大きく変わってきますが、目安は知っておきたいものです。

一般に、15畳程度の部屋で、外の気温が35℃、部屋の中を28℃とした場合なら、必要能力4kwとなり、エアコンの性能にもよりますが、代替1kwの消費電力となるといわれています。
これは、金額にして、約22円です。

また、夜は外の温度が下がるため、もう少し緩和されます。
大体1時間あたり15円くらいでしょう。

これが6~8畳の部屋でしたら、その約半分強と思えばよいでしょう。

 

クーラー電気代の計算方法

上記は、一般の例示です。

でも、大切なのは、自分の家でいくらかかるかということです。

クーラーのかけ過ぎを抑える意味でも家計の安定のためにも、クーラーの電気代がどのくらいかかるのかは知っておいた方がよいでしょう。

月間の電気代をおおざっぱに知る計算方法

エアコンはその性能や電力消費量によって、電気代はかなり違ってきます。

そこで、過去の電気の明細表(4月と8月)を確認します。
大雑把ではありますが、この2つの月の差額が「エアコンによる電気代」と言えるでしょう。

簡単で大雑把なな計算方法

  • 月間分 = 8月の電気代 - 4月の電気代 ←(1)
  • 1日分 = (1)÷30          ←(2)
  • 1時間 = (2)÷10(使う時間)
 

クーラーの電気代を節約するテクニック

クーラーの消費電力は機種ごとによってかなり違っていますので、一概には言えませんが、同じエアコンでも使い方次第では、電気代にかなりの差が生じます。

そこで、クーラーの電気代を節約するテクニックをお教えしましょう。

部屋の温度を上げない工夫

まずは、部屋の温度の上昇を極力抑える工夫です。

◆部屋の温度を上げない方法

もともと暑くなってしまった部屋を冷やすには、エネルギーも電力も必要です。
そこで、部屋自体の温度をできるだけ上げずに抑えるように、工夫をします。

日中に真夏の直射日光が入る部屋なら、まずカーテンで日光を遮ります。
また、大きなすだれやよしずなどを外から立てかけて、部屋に日光が入らないように工夫します。
最近はやりのグリーンカーテン(緑のカーテン)も有効です。

◆冷えた部屋からの出入り

冷蔵庫と同じで、冷えた部屋の開け閉めは冷気を外に逃がします。
そこで、部屋の出入りをすばやくして、温度上昇を抑えます。

環境面を整える工夫

次に、エアコン本体以外にも目を向けましょう。

◆冷房温度の設定

外に設置されているエアコンの室外機も直射日光に当てないようにしましょう。
また、室外機の前には十分なスペースを取り、周囲の余分なものを片づけて通期をよくし、排気が遮られないように注意してください。

◆扇風機で部屋の空気を撹拌

クーラーの冷風は普通部屋の下の方に溜まり、エアコンが設置されている天井付近の温度は高まっています。
すると、エアコンがフル回転して電気も食います。

そんなとき、扇風機を上に向けて回すと、天井付近にたまった熱気が撹拌されて、エアコンの不要な稼働を抑えられます。
この方法は効果的で、電気代が2割削減できるといわれていますので、是非試してみてください。

◆クーラー自体の掃除

クーラーの通風孔やフィルターが目詰まりを起こしていると、効率が低下します。
フィルターはこまめに引き抜いて掃除機かけや水洗いをし、1年に1~2回は洗浄をするとよいでしょう。

日常の使い方の工夫

日々の利用方法は大切です。

◆冷房温度の設定

部屋は冷やし過ぎないように、以下の設定温度を守りましょう。

  • 日中・・・・・27度
  • 夜間・・・・・28度
  • 睡眠・・・・・29度

外気との差をあまりに大きくすると、夏バテしてしまいます。

◆エアコンはこまめには止めない

エアコンはスイッチを入れたときに一番電気を使います。
なので、30分くらいのちょっとした外出時などでは、こまめに切るよりもつけっぱなしにした方が、電気の消費量は少なくなります。
急速急冷は避けて、一定温度を保つのが秘訣です。

ただし、1時間以上外出するのであれば、カーテンを閉めドアを閉めて冷気を逃がさないようにして、エアコンスイッチは切ってお出かけください。

 

まとめ

さて、クーラーの電気代が1時間あたりでどのくらいかかっているか把握できましたか?
細かく電気代を計算するのもよいですが、まずは大雑把に把握する程度に抑え、それよりも余分に電気を使わないように前項に書いたような日々の工夫をしてください。
毎日のちょっとしたことが、大きな節約につながっていきますよ。

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