薬の飲み方のコツ!食後と食間の違いとオブラートの使い方
2017/01/01
薬を飲んだことがないという人はまずいないのに、その薬の飲み方について聞くと、ほとんどの人が「よく知らない」「よくわからない」と言います。
また、薬が喉にひっかかって、なかなかうまく飲めないという人も。
そこで、ここでは、薬が上手に飲める「薬の飲み方のコツ」をお教えします。
「食後」と「食間」の違いが判らない人。
「オブラートの使い方」がわからない人も是非参考にしてください。
薬の飲み方のコツがつかめる便利商品
薬の飲み方にコツがあるとすれば、それは薬と水を口に入れるタイミングでしょう。
薬と水を口に入れるタイミング
錠剤の薬と水は、どちらを先に口に入れておくと飲みやすいのでしょうか?
これは人にもよりますが、どちらかが早すぎるとどうもうまくいきません。
- 水を先に口に入れると、錠剤をのむときにこぼれる。
- 錠剤を先に口に入れると、喉や舌に張り付いてしまい、苦さも出る。
特に薬が苦手な小さな子供や、誤嚥の心配もある老人などに薬を飲ませるときには苦労しますね。
そこで、こんな便利な商品を見つけたのでご紹介します。
これは、つまり、コップの上部に薬を入れておいて、水と一緒に一気に飲むので、今まで難しかった薬と水のタイミング問題が解消されるのです。
試しにやってみると、なるほどちょうどいい具合に、薬と水が口に入ってくるので、そのままゴクンと呑み込めます。
おくすりこくり ホワイト
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また、このように薬をセットしておけば飲み忘れもありませんし、飲んだか飲まないかの確認も一目瞭然にできますね。
よく、水で錠剤を呑むのが苦手だからと炭酸水で飲む人がいますが、あれはやめた方がいいですね。
このおくすりこくりを利用すると、変に意識することなくお薬が飲めますので、薬は水か白湯で飲むようにしましょう。
薬の飲み方で食後と食間の意味
薬の飲み方に「食後」「食間」というのがありますが、あなたはこの意味が正しくわかっていますか?
薬の「食後」は食事のあとの30分以内
薬の「食後」については、まずほとんどの方が大丈夫でしょう。
その意味の通り、まず食事をして、その後で薬を服用することです。
「食後」だからと大急ぎで飲む必要はありませんが、胃袋に食べたものがまだ消化されずに残っている状態を指すので、「食後30分以内」に飲むのがよいようです。
このように「食後」が指定される薬には「胃を荒らす強い成分が含まれているもの」が多いですが、食事をきっかけに忘れずに飲むという意味で「食後」が指定される場合もあります。
食事の時間が不規則な人など「いったい何時に食べて飲めばいいのか?」と気になると思いますが、抗生物質などのように「8時間おきに必ず飲む」などの指示とは違いますので、大体食事の時間を基準に胃に食べ物が入っている状態で飲む、という意味です。
薬の「食間」は食事と食事の間の空腹時
よく間違いやすいのは「食間」です。
これを「食事をしている間」と勘違いして、食事の途中で薬の服用をしている人がいますが、これは正しくありません。
薬の「食間」は、食事と食事の間の時間。
つまり、胃に何も入っていない空腹時のことを指します。
つまり、食事の直後や直前では、胃の中で食べ物とぶつかることがありますので、食事から2時間後くらいがよいでしょう。
食事から2時間くらい経った後であれば、前の食事も消化されつつありますし、次の食事がすぐに入ってくる危険性も少ないです。
「食間」と指示されたら「食後2時間」と覚えてください。
オブラートでの薬の飲み方
粉末の薬を飲むときには「オブラート」が便利です。
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でも、オブラートの使い方を間違って、かえって飲みにくくしている人もよくいます。
ここで、正しいオブラートの使い方を覚えてください。
オブラートの使い方
ポイントは、「先に水につける」という点ですね。
これをしないで、オブラートに包んだだけの薬を口に入れると、口の中でガサガサして飲み込めませんし、舌や頬の水分でオブラートがふやけて破れ、苦い粉末が口いっぱいに広がって吐き出してしまう結果になります。
オブラートは結構強いので、水につけてから飲んで大丈夫です。
水につけることで表面が解けて、粉末の薬全体をゼリー状にしてくれます。
なので、それを水で飲めばつるっと飲めてしまうのです。
オブラートが苦手な人は、最近人気のゼリー状のものがいいかもです。
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薬 飲み方 のまとめ
さて、薬の飲み方で、まず「食後」と「食間」の意味の違いと、その服用時間はわかりましたか?
薬を飲むときには、水と薬を口に入れるタイミングに注意してみましょう。
これがうまくわからない人には「おくすりこくりこ」が便利です。
また、オブラートや服薬ゼリーなども正しく使って、お薬をうまく飲むコツをつかんでくださいね。