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引越し挨拶は誰にどこまで?手土産の相場とタイミング

2017/01/01

引越しをすると近隣への挨拶が必要ですね。
この場合、誰に挨拶するのが常識でしょうか?

また、どのくらいまで何軒くらいまで、するものでしょう?

また、引っ越し挨拶で持参する手土産はいくらくらいが相場
いつお渡しするのかのタイミングも知りたいですよね。

ここでは、引っ越し挨拶の基本をお教えします。

 

引越し挨拶は誰にどこまで?

一概に「引っ越し」と言っても、

  ・都市部なのか、地方なのか、
  ・一軒家なのか、マンションやアパートなのか
  ・家族なのか、1人暮らしか、
  ・持ち家なのか、賃貸なのか
  ・長期間なのか、短期間なのか、

など、
それぞれ状況が違いますので、「正解」なんてないのです。

新居で今後あなたが生活していく上で、
・関わりを持つことになる方々に、あなたを知ってもらい、
・またあなたも回りにどんな方々がいるかを知る、

とてもよい機会です。

あなたが気持よく快適な暮らしをする上でも、
ご近所とは付かず離れずのちょうどよい関係を保つのが一番です。

そのためにも、お引っ越しの際には、是非簡単な手土産を持って、
簡単なご挨拶をしてきましょう。

ごくごく「簡単」でいいのです。

引っ越し挨拶をする範囲・誰にどこまで

まず、新居が一軒家なのかマンションやアパートの集合住宅なのかで考えてみましょう。

・一軒家なら「向こう三軒両隣」がまず基本

一般に「向こう三軒両隣」という言葉がありますが、
これが近隣で特に親しく交際する近くの家という意味です。

なので、引っ越しの挨拶も、これを基本に考えましょう。

「向こう」というのは「お向かい」のことです。
普通玄関は道側にありますので、その道をはさんでのお向かいの3軒です。

お向かいは、玄関を開けるとすぐ見えますね。
つまり、実はお隣さんより顔を合わせたり、家の出入りがわかるところなんです。

特別意識していなくても、人の出入りの時間や、電気が付いている様子とか、
一番目に入るところです。
また、道に出している収集前のゴミが散乱したり、と、
いろいろご迷惑をかけることもありますので、まず、この「お向かい」は大事です。

そして、お向かいの家だけでなく、その両隣りも合わせて「向こう三軒」が大事です。

そして、自宅の「両隣」を忘れてはいけません。

お隣さんとは隣接しますので、
お互いに家の物音などでご迷惑をかける可能性は「大」ですね。

単なる生活音などはいいのですが、冷暖房の室外機や赤ちゃんの泣き声、深夜帰宅家族の自動車やオートバイなどの音などで、トラブルになったりもしますし、
最初に挨拶もないことで不信感があると、これらの問題も飛び火して大きく面倒になります。

引っ越し当日にも一番影響を受ける家ですので、
「両隣り」にはきちんと挨拶しておきましょう。

その他、自宅の立地状況で、私道を通るとか、何かを共有するとか、毎日の生活で関わりを持ちそうな方にもご挨拶するとよいですね。

賃貸の場合には、大家さんも忘れずに。
町内会があれば、そのブロックの班長さんにも挨拶するといいですね。
(町内会費や回覧版のことで必ず関わりができるので)
マンションであれば、管理人さんもお忘れなく!

小学校の同学年の子供がいる家は、いろいろ付き合いが増えますので、先に挨拶しておくといいですね。

・集合住宅なら「上下左右」がまず基本

マンションやアパートなどの集合住宅では「お向かい」というものがありません。
そこで、自分の部屋を中心に「上下左右」の家にご挨拶しましょう。

特に下の家には「騒音」「水漏れ」でご迷惑をおかけするかも知れません。
集合住宅のトラブルのほとんどは、この「騒音」と「水漏れ」で、必ず下の家が被害を受けます。
何かトラブルがあったときにも話がしやすいですし、下の部屋が
・「日中ほとんどいない」
・「細かいことをあまり気にしない」
等が事前にわかっていれば、それほど神経質になる必要はありませんし、
万一
・「寝た切りの老人がいる」
・「受験生がいる」
など知れれば、注意の方向性もわかります。

また、「上」の家も逆の立場で、事前にどんな方が住んでいるのか知っておいた方がいいですね。
騒音があったときにもその原因が特定できれば、問題がこじれる前に解決もできますし、一度でも対面していれば話も持っていきやすいです。

「上下左右」と言っても、これは基本で、後は、その環境に合わせて考えてみてください。

たとえば1フロアに3軒しかなくて、自分が一番端っこの部屋だった場合、
左右ではなくても、もう1軒にご挨拶するのもいいでしょう。

また、エレベータ前の部屋などで、夜間の迷惑をかけそうだとか、
駐車場でのお隣で窮屈な構造の場合とか、
状況に合わせて、臨機応変に考えてくださいね。

まぁ、マンションなどでは一軒家ほど近隣に顔を合わせることは少ないので、後からでも大丈夫です。

まずは、「上下左右」を基本に挨拶しましょう。

 

引越し挨拶の手土産の相場

さて、それでは実際に、引越しの挨拶に伺うときですが、手土産は必要でしょうか?
相場はどのくらいで、どんなものが喜ばれるのでしょうか?

相場は500~1000円

これは、あなたが
  ・家族なのか、1人暮らしか、
  ・持ち家なのか、賃貸なのか(長期間か短期間か)
ということにもよって、違ってきます。

・独身者や単身なら500円

もしもあなたが独身や単身で、日中は仕事でほとんどいない、夜は寝るだけ、
とりあえずの住居でせいぜい2~3年程度の賃貸の予定
というのであれば、500円程度でも「若いのにご丁寧な方」となります。

そして、こういうほとんど交流がなさそうな場合は、
特にトラブルも起きにくいでしょうし、
何を差し上げてもそれが問題視されることもなく無事過ぎていきます。

ここで気張って高額なものをお渡しすると
「若いのに何をやっている人かしら?」
「水商売かしら?」
なんて余分な詮索がされますので、500円くらいが無難です。

もちろん300円くらいでもいいのですが、逆に探すのが大変です。
若い人ならお配りする軒数も少ないので、500円と思っていれば、十分です。

・家族なら500~1000円

家族であっても500円くらいでいいのですが、
独身者などに比べて、主婦が日々交流したり、
子供の学校で付き合いがあったり、
いろいろ交流が考えられます。

このとき、最初にあまりに「ケチ」という印象がつくのは避けたいし、
もしもそれが持ち家で一生住むかもというのであれば、
最初は丁寧にしておいても、長い目で得策です。

かと言って、あまりに高額なものは噂好きの興味を引いてしまいますし、
数軒離れていて貰わなかった人が面白く思わなかったりもします。

目立たず、失礼なく、には、都市部でなら1000円くらいが妥当でしょう。
地方で、相場感があるようなら、それに従うのがよいでしょう。

挨拶の品はどんなものを用意するか

昔は「引っ越し蕎麦」と言って、お蕎麦を持っていくのが常識でした。
これなら値も張らないし、日本人なら誰でも好んで食べるものです。
蕎麦には「細く長くのお付き合い」の意味もあり、
「お傍(そば)に越して来ました。」という掛け言葉にもなって、
ちょうどよい手土産です。

でも、今の時代、お蕎麦って言ってもね~。
という家庭も多いでしょう。

若い人などは、蕎麦の乾麵を貰っても、どのように調理するのかわからないですし、
相手の家の家族構成(人数)が分からず、中途半端な量になってしまうことにもなります。

・おすすめは消耗品

相手の趣味もわからないので、
引っ越しで立派な贈答品を持っていく人はいないと思いますが、
ここは「いずれなくなる消耗品」が一番です。

ヘタにあとあとまで残るものでは、趣味の違いがあった場合、
見るたびに嫌がられますし、
かといって近隣の方なので、捨てるわけにもいかないのです。

引っ越しの挨拶に持参する手土産で、よく聞くのは
  ・タオル・手ぬぐい
  ・洗剤・石鹸
  ・ラップ
  ・お菓子
です。

でも、ちょっと待って!

×タオルや手ぬぐい
これは消耗品かもしれませんが、結構長い期間使えます。
おしゃれなブランドタオルも、人によっては好かない人もいますし、
使われないためにいつまでも押し入れで「消耗」してくれない場合もあります。

よく「嫌なら雑巾にでもなるし」とは聞きますが、
今の時代、実際にミシンを出して雑巾にする人はいませんよ。

×洗剤や石鹸
これなら、誰でも必ず使うだろうと思うのも早計です。
地域性もありますが、私のお隣の奥様は、洗濯にも自分の決めた海外製の洗剤しか使わず、新聞屋が格安洗剤を持ってくるとそのたびに嫌がっていました。
赤ちゃんのいる家ではそれようの洗剤しか使わないなど、何気にブランド思考の高いのが洗剤ですので、要注意です。

×ラップ類
これは、まぁ、有名どころのラップもあり、使わない家はまずありません。
でも、イメージがとても庶民じみて来ますので、
ちょうどそんなイメージ(自由に台所に上がり込む)でお付き合いしたい場合はいいにしても、
少しでも都会的なセンスを感じて欲しいときには、避けた方が便利です。
贈られた側にも、自分もそんな庶民じみて思われたのかとショックを受ける人もいますので。

・一番のおすすめはお菓子

なかなか消耗品と言っても難しいのですが、一番のオススメは「お菓子」です。

お菓子と言っても、おせんべいとか和菓子は、かえって割高で2,000~3,000円になってしまいます。

ここは無難に、クッキーや焼き菓子がいいですよ。

おせんべいで500円といったら袋入りで、自宅用です。
でも、クッキーだったら、モロゾフなどの有名どころでも、
おしゃれで小さな小箱が500円くらいであります。

小さくても、外箱やラッピングも可愛く、貰って「嬉しい」1品です。

よく、相手が老人だからと洋風なものはいけないように考える若い人がいますが、
今の老人は「若い」ですよ~。(笑)
戦後の高成長で、みんな「お肉大好き!」「クッキー大好き!」です。
かえっておせんべいなどは固くて歯が痛い、自分は柔らかい洋菓子しか食べないという老人は多いのです。

貰って、子供や孫が来たときや来客用にも使えます。

なので、値段は500円くらいでいいのですが、
近隣のお菓子屋などで買うのではなく、ここは駅前に出て、
それなりに名前のあるメーカーのクッキーや焼き菓子を買いましょう。
実際の美味しさよりも、メーカー品が無難です。
今は大型スーパーでもそれなりのメーカーのがありますし、結構日持ちしますので、事前に用意しておくといいですね。

 

引越しの挨拶をするタイミング

次に、引越しの挨拶をするタイミングも知っておきましょう。

基本は「朝10時から夕方6時頃まで」と言われています。

引っ越し業者が実際に運搬の作業をする時間にも寄りますが、
当日であれば、引っ越し作業の最初か終了後がよいでしょう。

大安などを気にして日をずらす必要はありません。
引っ越せば近隣は「どんな人が来たんだろう」と思っていますから、
その日のうちに伺うのが常識です。

引っ越し時間がそれほど早くなく、10時とか午後からというのであれば、
引っ越しトラックがやってくる前に、
「これから引っ越しでうるさくなりご迷惑をおかけしますが」
と、搬送の前のご挨拶をしておきます。

また、引っ越し前の家の掃除や挨拶で時間が取られたとか、
引っ越し前では気持ち的に慌ただしいというのであれば、
当日、引っ越しが終わって一段落してから
「すぐにもご挨拶に伺うところ、失礼しました。」
「本日は騒がしく本当に申し訳ありませんでした。」

というお詫びかたがたのご挨拶もできます。

ただ、この場合、時間があまり遅くならないようにしましょう。
6時以降は夕飯時ですが、主婦は、4時頃から買い物や調理で忙しくなります。

できるのであれば、お昼から3時頃までくらいで挨拶できるといいですね。

もちろん独身者で後日伺うようなときにも8時は越えないように注意しましょう。

挨拶の内容も、それほど詳しく話す必要はありません
  ・どこの家か(角の家とか何号室とか)
  ・簡単な家族構成(夫婦と小学校2年生の男児とか)
  ・特に気になること(ペットに犬がいるとか、日中仕事でいないとか)
そんな状況がわかるような自己紹介(自家紹介)で、
「いろいろとお世話になることがあろうかと思いますが、どうぞよろしく」
と伝えればよいでしょう。

 

まとめ

それでなくても、面倒で大変な引っ越し。
その上、引っ越しの挨拶なんて・・・と思うかもしれませんが、
今後その土地であなたが暮らして行く上で、
近隣への挨拶はきちんとしておくのがよいでしょう。

持参する手土産も、出費は出費ですが、
その後の生活を順調に贈る潤滑油にもなるのですから、
そう思えばお安いものです。

よく見せようなどと背伸びする必要はありませんので、
あまり悪目立ちしない無難な手土産を持って、
軽く挨拶をしてくれだけでいいのです。

近隣にどんな人達がいるのか知れば、あなたも心丈夫でしょう。
是非、新しい町での生活を楽しんでくださいね。


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