ふるさと納税と住宅ローン医療費控除、注意点と人気おすすめ品

2017/01/09

「ふるさと納税やってみたいけど、住宅ローンがあったら使えないの?」
医療費控除をするなら意味ないって本当?」
いえいえ、そんなことはありません。

ここでは、ふるさと納税をお得に利用していただくための「住宅ローンや医療費控除との併用」、「注意点」、「人気ランキング」をお知らせします。

 

ふるさと納税は住宅ローンや医療費控除があってもOK!

まず、ふるさと納税をするときによく誤解されることですが、
ふるさと納税は、住宅ローン控除や医療費控除とも併用できます。

ただ、あくまでも「税金の還付」ですので、
納める税金あってのものです。

つまり、無収入の人がふるさと納税で数万円を寄付しても、税金自体が0円なら、還付も0円となってしまい、単に「寄付」をして、たまたま「御礼」としての特産品を貰ったということになってしまいます。

住宅ローン控除や医療費控除後の納税額をチェック

つまり、納める税金がある限りは、このふるさと納税は「お得」ですが、
もしもあなたが高額な税金を納めていても、
住宅ローン控除や医療費控除で、もしも税金が0円になっているなら、
それは何の意味も持ちません。

住宅ローン控除や医療費控除で、全額が還付できずに、
払うべき税金があるなら、これはふるさと納税を考える意味ありです。

まずは、自分が納めるべき税金(=本来の税金-控除で還付される額)
の金額を知って、その範囲内でふるさと納税をするとよいでしょう。

所得税だけでなく住民税でもお得

前項で「税金が還付される」と書きましたが、還付されるのは「所得税」です。
ここで一部が「所得税から還付」され、残りは「住民税から控除」されます。

所得税はその年の収入に対して年末に調整され、翌年の確定申告で戻してもらうので「還付」ですが、
住民税は、翌年の5月に前年度分を計算して、その後1年遅れでお給料から差し引かれます。
だから、確定申告をすると、それが反映されて、「還付」ではなく「支払う住民税が安くなる」ということです。

どのみち「ふるさと納税した分が戻る」わけですが、
そのタイミングが違うので、注意してください。

つまり、今年「ふるさと納税」をすると、翌年の確定申告時に所得税の一部が還付され、残り分は翌年の住民税から毎月減額される、という形になります。
つまり、「ふるさと納税」は翌年支払うの住民税の先払いというイメージです。

住宅ローンも、所得税だけで控除しきれないときには住民税の減額で対応されます。

肝心なのは、住宅ローンと医療費控除も勘案して、
「自分の納税額はいくらなのか?」を正しく把握し、
ちょうどそれに見合う「ふるさと納税」をすることです。

自分の「ふるさと納税」適正額を知る!

まず、昨年の年末調整票を用意しましょう。
その値を入力し、住宅ローンや医療費控除の金額を入力すると、
あなたにあった「ふるさと納税」の適正額が算出されます。
まず、これをやってみましょう。

 

ふるさと納税するときの注意点

ふるさと納税をする際の注意点で、特に、住宅ローン控除と医療費控除をする人が忘れてはいけない事項について説明します。

(1)確定申告を忘れない!

これは、ふるさと納税をする人全員に言えることですが、
納税だけして、申告を忘れていては、税金は還付されません

住宅ローン控除や医療費控除をする人は、その意味では必ず確定申告をするので大丈夫と思いますが、「ふるさと納税」分の申告を書き忘れることがないように注意しましょう。

また、納税時に発行される領収書などは、なくさずに保管してください。

(2)ワンストップ特例でも申告

平成27年には「ワンストップ特例」というものができて、
5箇所以下の自治体への納税なら、自治体同士が連絡をしあって、
あなたが確定申告をしなくても、自動的に処理をしてくれるようになりました。

住宅ローン控除も2年目以降は勤務先で年末調整してくれますが、
1年目の住宅ローン控除と毎年の医療費控除はどのみち確定申告が必要です。

ワンストップ特例は、住民税に対する摘要ですので、
どのみち確定申告をする方には、あまり意味はありません。

(3)納税者名に注意!

これも、ふるさと納税をする人全員に言えることですが、
「納税者の氏名」で、ふるさと納税を申し込むことです。

先の無収入の人(=税金0円)がふるさと納税をしても、
税金の還付はないと説明しましたが、
申し込むのが専業主婦の方だった場合、
ついついご自分の氏名で申し込んでしまうことがあります。

ましてや、住宅ローン控除と医療費控除をする場合、
ふるさと納税を「誰」がするのか、明確に意識しておきましょう。

住宅ローンは、ローンをしている本人なので調整のしようはありませんが、
医療費控除は、同一生計の誰であってもいいわけです。
そして、ふるさと納税も同じです。

だから、もしも一家の中で共働きとか成人した子供がいるなどで、複数の収入がある場合には、考えようです。

一番所得があり、納税額も多い世帯主の税金額ですべて還付されるようでしたら一番いいのですが、万一住宅ローン控除が大きすぎてふるさと納税をしても意味なしというような場合、2番目に収入と納税額の多い家族にしてみるなど、工夫をして、世帯全体で一番お得になるように計算するとよいでしょう。

基本は、納税額の多い順に考えることです。

くれぐれの無収入の方のお名前で「ふるさと納税」を申し込むことがないように注意してください。

 

ふるさと納税で人気のおすすめは?

ふるさと納税では、納税した御礼として、地域の特産物などが貰えます。
それ自体は、「御礼」ですので、10,000円納税したからと言って、10,000円分の商品が届くのではなく、よくあるのは大体2,000円くらいでしょうか?
もちろん、もっと高い割合のものもあれば、低い割合のものもあり、感謝状だけのところもあります。

ふるさと納税では、最高に還付されたとしても、2,000円は必要です。
だから10,000円納付して、2,000円の商品を貰い、
あとで8,000円還付されても、「お得」という観点での意味はありません。

どうせやるなら、あなたの適正金額ちょうどのところで、この2,000円が気にならないくらいの還付と御礼を期待したいところですね。

一般の家庭であれば数万円から数十万円の金額が利用できますし、
「ふるさと」とは言っても、出身など関係なく、どこの都道府県のものでも自由にセレクトできます。
またその件数も何回でもOKです。
(ワンストップ特例を利用するなら5箇所以下)

なので、ちょうど欲しい商品を出してくれている都道府県を数箇所チョイスして、合計が適正額に近づくように調整しましょう。

ふるさと納税での人気はやはり食材がおすすめ

やはり、一番人気は断トツに「グルメ」です。

牛肉・豚肉・鶏肉・羊肉・鴨肉・ハム・ソーセージ・ハンバーグ・馬肉・猪肉・鹿肉・その他肉・加工品

米・パン

米・無洗米・玄米・もち米・餅・雑穀・パン・総菜パン・バーガー等

果物類

メロン・スイカ・もも・ぶどう・りんご・梨・柿・栗・マンゴー・いちご・びわ・さくらんぼ・みかん・柑橘類・その他果物・詰合せ

海老・カニ等

カニ・海老・蟹・海老加工品

魚貝類

鯛・金目鯛・のどぐろ・鮭・サーモン・カツオ・マグロ・旬の鮮魚等・フグ・イカ・タコ・ウニ・うなぎ・穴子・鱧・干物・さんま・ししゃも・いくら・数の子・キャビア・牡蠣・サザエ・アワビ・ホタテ・他・川魚・寿司・かまぼこ・練り製品・しらす・ちりめん・のり・海藻・漬魚(味噌・粕等)・たらこ・明太子・その他魚貝・加工品

野菜類

セット・詰合せ・じゃがいも・サツマイモ・アスパラガス・茄子・トマト・ねぎ・玉ねぎ・豆類・山菜・きのこ・とうもろこし・薬味・ハーブ・ジュース・加工品・人参・大根・他根菜・その他

卵(鶏、烏骨鶏等)

卵(鶏、烏骨鶏等)・卵加工品

お酒

ビール・日本酒・焼酎・泡盛・ワイン・洋酒・リキュール類・その他

飲料類

水・ミネラルウォーター・果汁飲料・お茶類・コーヒー・紅茶・炭酸飲料・牛乳・乳飲料

菓子

焼菓子・チョコレート・ケーキ・カステラ・煎餅・おかき・スナック・駄菓子・ゼリー・プリン・アイス・ヨーグルト・饅頭・羊羹・大福・飴(あめ)・和菓子・その他菓子・詰合せ

加工品等

缶詰・瓶詰・乾物・惣菜・レトルト・燻製・豆腐・納豆・梅干・漬物・キムチ・チーズ・バター・はちみつ・砂糖・ジャム・その他

麺類

うどん・そば・そうめん・ラーメン・パスタ・麺類その他

調味料・油

味噌・醤油・塩・だし・たれ・ドレッシング・酢・食用油

鍋セット

寄せ鍋・ジビエ鍋・モツ鍋・水炊き・海鮮鍋・郷土鍋・しゃぶしゃぶ・すき焼き・おでん・その他

このように、各地方自慢の食材は多く、ランキング首位を占めていて、オススメです。
これらの人気商品は、在庫切れで待たされることも多いし、いつ届くかわからない点で心配はありますが、やはり産地直送の名産品はとても美味しいです♪
是非、ふるさと納税で、美味しい食材をお求めください。

 

まとめ

ふるさと納税は、「住宅ローン控除」や、「医療費控除」があっても利用できるということがおわかりいただけたと思います。
それでは、前述の注意点に気をつけて、人気の高いランキング商品をGETしましょう。


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