赤ちゃん歩行器のメリットデメリット!いつからいつまでオススメは?
2017/01/01
赤ちゃんの歩行器について、賛否両論があるようですが、うまく使うととても便利な育児グッズです。
安易に噂だけで良い悪いと判断するのではなく、歩行器のメリットとデメリットをきちんと知って、使いましょう。
また、歩行器はいつからいつまで使うものなのか、
オススメの歩行器はどんなものか、
ここでご紹介していきます。
赤ちゃん歩行器のメリットとデメリット
歩行器を使うことで目くじらをたてて嫌がる人もいるようですが、歩行器はあくまでもほんの一時期利用する育児グッズの1つです。
これで何か成長に不具合が出るとか、逆に何かに効果がある、なんてものではなく、あくまでも生活の補助道具として捉えればいいですね。
歩行器のメリットとデメリットをよく知って、うまく利用してください。
歩行器のメリットとデメリット
まず、メリットはたくさんあります。
赤ちゃんにとっての歩行器のメリット
・お座りでは転ぶことがあるが、歩行器なら枠があるので転ばない
・胴体や足が自由に動くので嬉しく、身体の動きが活発になる
・視線が高くなって、興味が増す
・縦抱きと同じように、寝かされているより呼吸が楽
・足が届くようになると、自分で蹴って自由に進める
・歩行器テーブルのものだけを触るので、衛生上安心
ママにとっての歩行器のメリット
・ハイハイやつたい歩き時期には目が離せないが、歩行器なら安心
・料理や片付け時にキッチンに連れてこれ、作業中も目が届く
・赤ちゃんが触れてはいけないものに手が届かないので安心
デメリット(注意点)としては
赤ちゃんにとっての歩行器のデメリット
・ハイハイをする機会が少なくなる
・あまりに早い時期に利用すると、腰の負担が大きい
ママにとっての歩行器のデメリット
・足で蹴って自由に動けるようになったとき、段差に注意が必要
医師が反対しているというような話もよく聞きますが、話を要約すると、
・あまりに早い時期から歩行器オンリーにしてしまうと良くない
ので、注意を促しているという意味だそうです。
確かに首や腰がちゃんと据わっていない早期の時期から歩行器を利用するのは、身体の発達上よくありません。
でも、歩行器によって、股関節が変になるとか骨が曲がるとかO脚になるなんてことはありません。
(O脚なら、お腹おんぶの方がよほど心配です)
赤ちゃんは、最初のうちはベビーベッドで寝ていますから、怪我や誤飲の心配もないし、部屋の置物やテーブルクロスに手を出すこともありません。
それが、床でのハイハイをするようになってくると、
・床に落ちているゴミや糸くずなどを拾ってすぐ口に入れるし、
・テーブルクロスやシートを引っ張って上のものを落としたり、
・観葉植物の土を触ってしまったり
と、結構目が離せません。
ママが四六時中見張ってハイハイやつたい歩きを監視していられる場合はよいのですが、ママには主婦としての家事もあります。
そんなときに便利なのが、実は「歩行器」なのです。
歩行器の赤ちゃんはとてもご機嫌!
歩行器に入っている赤ちゃんはご機嫌です。
フローリングのキッチンに連れて来ても、初期のころは足がつかないので寒くもないし、抱っこされるよりも身体が自由になるので、足をバタバタしたり、活発によく動きます。
それでも転ぶ心配はまったくなく、危ないものや汚いものに手を出す心配もありません。
お気に入りのおもちゃ(この時期ではガラガラ系つかみものや歯固め等)を2~3個、歩行器テーブルに置いておくと、それらを順に持って遊んだりかじったりしながら、落とさずテーブルに置くことを覚えるようになり、唾液まみれのおもちゃも床につくことなく、ずっと飽きずに遊んでいます。
だから初期のころは「歩行」というより、「周囲をぐるりと安定させた椅子」と思って利用するのがよいでしょう。
そして、慣れてくると、身体の成長もあって、足を伸ばすと床に届くことに気が付きます。
最初は片足ずつ斜めになってまで足を伸ばし、床に足をつける感触を自然に覚えるのです。
やがて両足がつくようになると、この頃には足の力も強くなっていますので、自分で足を蹴って歩行器が進むことを覚えます。
自分の意思で乗っているものが動くなんて、すごいですよね。
赤ちゃんは大喜びで、足の感覚と、自分が蹴ることで動くのを覚え、かなり動きまわるようになります。
このとき注意が必要なのは、階段や玄関の段差などでの転倒事故です。
また、部屋ごとの敷居の高さに勢いよく当たって転ぶこともあるでしょう。
ですから、初期のころには最高に安全な居場所でも、自由に動くようになったら注意が必要です。
歩行器利用の注意点
- 階段や玄関の段差に注意し、ドアを閉めるかガードをつけるなりして行かせないようにする
- 歩行器を柱につなぐなどして、動ける距離を制限しておく
- あまり長時間利用しない
転倒事故には十分注意して、便利に歩行器を利用してください。
歩行器はいつからいつまで使う?
さて、その歩行器ですが、一体いつ頃から利用できるのでしょう?
もちろん赤ちゃんの体格や成長度合い、そして性格からも変わってきますが、おおよその目安を知っておくと安心です。
「いつから」という意味では、大体「生後7月頃から1歳半くらいまで」の利用が多いようです。
歩行器を利用できる目安時期
・お座りが安定してできる
・首も腰も据わっている
・ガラガラや歯固め、小さい人形など、小物を自分で持つことができる
早い子では、4~5ヶ月くらいで利用する赤ちゃんもいますが、あくまでも個人差ですので、まずは赤ちゃんを座らせてみましょう。
最初は何事かと驚きますし、いきなり抱っこから降ろされたことで、泣き出す子もいますが、大丈夫です。
まず座面にきちんと身体を入れたら、言葉をかけながら、赤ちゃんの目の前にしゃがみこんでみてください。
大好きなお母さんの顔が目の前にあって「いいね~!楽しいね~!」などとニコニコ声をかけられれば、赤ちゃんは安心します。
そして、新しい環境に「悪くないな」的な顔をしてキョロキョロします。
赤ちゃんにとっては、この目の高さでの視界はとても新鮮なものです。
少し経ったら、お気に入りの小さいおもちゃなどを歩行器テーブルの上に置いてみましょう。
すると、自分で手を伸ばして、自由に持ったりかじったり戻したりします。
今までの床では一度手を放したらいちいち洗わなければなりませんでしたが、歩行器テーブルの上なら事前に拭いておくことで赤ちゃんが自由に「取ったり置いたり」できるのです。
7ヵ月というのは、赤ちゃんの首も腰もきちんと据わる時期の目安です。
だからバギー(B型)も「7ヵ月から」という言い方をしますね。
つまり、このくらいの時期なら多少の成長の差はあっても大丈夫だろうという時期ですので、歩行器もこれを目安に、「早め」「遅め」を判断すればよいでしょう。
初めてのものに警戒心を強めたり、自分が置き去りにされるかのような恐怖心を持つ赤ちゃんも中にはいますので、赤ちゃんが泣いて嫌がるようであれば無理じいはしないでください。
そして、「安心で楽しいものだ」と思うようになるまで、少し時間をかけて馴らしてください。
赤ちゃんが歩行器で一人遊びをしてくれるようになると、お母さんも家事が進んでとても楽になります。
腕の腱鞘炎も、大分良くなってきますよ。
赤ちゃん歩行器のオススメは?
歩行器は、それほど機能のバリエーションはありませんが、格安なものから高額なもの、おしゃれなものなどいろいろです。
以下に、どんなものがあるかとそのお勧めポイントを紹介します。
歩行器のバリエーションとおすすめポイント
・形
形は「円形」が多く、たまに「四角」もあります。
これも好き好きですが、角がなく自由に移動できる「円形」のものがオススメです。
「四角」も自由な移動はできますが、どうしても「椅子に車をつけた」イメージになってしまいます。
・価格
価格は2,000円~15,000円くらいですが、高いからと言って機能に違いはありません。
ほとんどはデザイン料と思ってください。
気に入ったデザインがあればお母さんも嬉しいでしょうが、実際には椅子のシート部分は据わって見えないし、テーブル部分にはおもちゃやお菓子などを置くので、あまり模様はない方が、赤ちゃんの認識力のためにはよいようです。
しっかりと安定したものであれば、3,000円~4,000円台でも十分良品があります。
・足の下のシート
足の下にシートがつけられるタイプがあり、本来はあまりに自由に動くのを制限するために足を床につけさせないためのものですが、これはそれほど必要ではありません。
利用後期で、足が届いて蹴りたいのに阻止されると赤ちゃんは怒りますし、足をシートの外に出そうとして深く入りすぎてしまうことがあります。
利用前期では、もとより足は床に付かないのであってもなくてもなのですが、逆に足がシートに触れることで安心感があったり、冬場などタオルケットなど軽いものを乗せておくと足の保温にもなります。
でも、どの場合も「必須ではない」ように思います。
・折りたたみ式
これは、置き場所次第なので、ご家庭の広さや形状で考えてください。
足が折りたたみ式になっているものは、しまうときには7~8cmほどのコンパクトさになって便利です。
でも、実際に利用している期間には、いちいちこの足を折りたたんでしまうと言うことはしません。
なぜなら、赤ちゃんようのものなので、足を開いたらかなりしっかりと固定することが必要で、開くときにも畳むときにもそれなりの力が要り、赤ちゃんを抱きながら片手でできるなんてものではありません。
(逆にそうなら、安定性・安全性が心配です)
だから、歩行器の折りたたみは、利用期間中はまずしないで出しっぱなしで利用して、赤ちゃんが歩行器卒業となったときに、次の子供用に取っておく期間、コンパクトになって押し入れにしまえるので便利、というように捉えてください。
置き場には困らない、レンタルで借りるなどで、しまう必要がないのであれば、折りたたみのない頑丈なものをお勧めします。
・おもちゃつき
音や光が楽しめるようなおもちゃ付きの歩行器もあります。
これも好き好きですが、おもちゃは固定されたものより、赤ちゃんの成長や興味にしたがって日々テーブルにおもちゃを置けばいいことなので、あまり必要ないと思います。
・その他
メーカーやモデルによって、テーブルの取り外しができたり、足の長さが調整できたりするものもあります。
利用期間から考えて、それほどの必要性は感じません。
その分シンプルで頑丈なものを選んだ方がよいですが、赤ちゃんの体格や性格や環境を考えて、ちょうど良さそうなものがあれば検討してもよいでしょう。
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赤ちゃんの歩行器は、1つあると本当に便利で、お母さんも助かります。まとめ
メリットやデメリットも知った上で、いつからいつまでと決めずに、赤ちゃんに合わせて、上手に利用してください。
赤ちゃんにとっても、新しい視界や自由な移動など、刺激満載でとても喜びオススメです。
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