潮干狩りのあさりが大量なら砂抜き冷凍で美味しい食べ方
2017/01/01
潮干狩りであさりが大量に採れると嬉しいですが、その後の砂抜き方法を知っていますか?
また、食べ切れないほど取れたら冷凍保存が便利です。
ここでは、潮干狩りで採ったあさりの美味しい食べ方をご紹介します。
潮干狩りであさりが大量に採れたら
潮干狩りは大人も子供も一緒になって楽しめるレジャーです。
そして、そこであさりが大量に採れたら、家に帰ってからも美味しいメニューが楽しめ、まさに一石二鳥ですね。
でも、せっかく採ったあさりを腐らせてしまってはいけません。
まず、潮干狩りでアサリが大量にとれた場合の注意事項をお知らせします。
潮干狩り後にアサリを自宅に運ぶ時の注意点
自宅までの運搬中は海水に入れない
潮干狩りでは、その海の海水をペットボトルなどで提供してくれるところもあります。
でも、これは運搬用ではありません。
アサリを自宅に運ぶ時には海水に入れないでくださいね。
アサリはびっくりすると貝の殻を閉じてしまいます。
輸送前に水道水に潜らせるときにほんのちょっと殻同士をガリガリと洗うようにすると、あさりが驚いて活動量が少なくなります。
これは、運搬中に無駄な動きで傷をつけたり体力を消耗したりしないためには有効ですが、あまりに振動や衝撃を与えると、急に貝殻を閉め、自分で水管を切ってしまいます。
大き目のパットやザルで暗くする
潮干狩りには、大き目のパッドを持っていきましょう。
オススメは、食器乾燥用の深めのパッドです。
同じ大きさで水切り部分とボール部分とがあるので、運搬中の砂出しにも便利です。
大き目のパッドがない場合は、ザルなどでもいいですが、あさり同志が重ならないようにして、ヒタヒタの水の中に入れておきます。
このとき、新聞紙などをかけて暗くしておくといいですね。
クーラーボックスをお持ちであれば、水は入れなくても大丈夫です。
運搬中の時間と温度に注意
自宅まで時間が長くかかる場合は注意が必要です。
車のトランクは高温になるので、この温度に気を付けましょう。
アサリは、40℃で60分以上経つと死んでしまうと言われています。
理想は20~25℃くらいですが、せめて温度は35℃以下に保つようにし、温度が上がってきたら氷を入れるなどして対応しましょう。
潮干狩りのあさりを砂抜きして冷凍する
潮干狩りのあさりの砂抜き方法
潮干狩りであさりが採れたら、大き目のパッドに入れます。
このときは水道水でいいのです。
潮干狩り会場によって水道があるところとないところとありますし、あっても長蛇の列になります。
水は水道水でよいので、あさりの運搬用と、家族の足洗い用に多めに持っていくといいですね。
塩の分量は、水道水1Lに対して食塩大さじ2杯程度が目安です。
・パッドを容器と網部分を2重に重ね、
あさりが重ならないように並べます。
・ヒタヒタになるくらいに塩水を入れます。
・上に新聞紙をかけて暗くします。
こうしておくと、運搬中にもあさりの塩出しができて便利です。
子供たちが面白がってアサリをかき回したり、急な衝撃を与えないようにして、水温も上がらないように気をつけてください。
自宅に帰ったら、もらった海水(上澄みのきれいなもの)に変えて砂出しをするといいですね。
海水がなければ、新しい水で食塩水を作り、あさりを入れ替えます。
アサリは貝を開けて、水管を長く伸ばして塩水を吐きます。
3~4時間もすれば、砂が出て、網の下に溜まります。
急いで砂抜きをしたい場合には、15分で砂抜きができるこちらの情報も見てください。
★ あさりの砂抜きが15分 簡単で早い美味しい食べ方
あさりの砂抜き後の洗い方
あさりの砂抜きができたら、5個くらいづつ手に取ってもみ洗いをして、表面の泥や粘液を洗い流します。
このとき、手の中であさりを振って音を確かめると、中身のないアサリがわかります。
中身のないあさりは軽い音がしますので、アサリ同士を1つづつぶつけて音を確かめ、取り除きます。
時間があれば、2~3時間ほどアサリを暗所に放置するといいですよ。
するとコハク酸というあさりの旨味成分が増えて美味しくなります。
冷蔵分と冷凍分に分ける
あさりは2~3日であれば持ちますので、数日分のメニューを考え、必要な分を冷蔵します。
残りは1回分づつジップロックなどに小分けして冷凍します。
冷凍あさりの調理方法
冷蔵保存したアサリはそのまま調理できますが、冷凍保存したアサリは一気に過熱するようにしましょう。
お湯を沸騰させて、そこに凍ったままのアサリを入れます。
こうすると、貝がちゃんと開きます。
アサリを解凍してしまったり大量に入れて熱湯の温度が下がったりすると貝が口を開きませんので、温度が下がらない程度の量に注意してください。
また、炒め物に使うのでしたら、電子レンジも便利です。
冷凍のままのあさりをレンジで4~5分チンすれば、貝の口が開きます。
潮干狩りのあさりの美味しい食べ方
あさりにはいろいろな料理メニューがあり、どれも美味しいです。
まずは、定番の「あさりの味噌汁」。
簡単にできる「あさりの酒蒸し」や「あさりのバター蒸し」。
旬を味わえる「あさりご飯」や「あさりの炊き込みご飯」も大人気です。
「バーベキュー」でそのまま焼いて食べるもよし、「クラムチャウダー」や「佃煮」にも挑戦してみましょう。
「あさりのパスタ」として「ボンゴレ」も美味しいですね。
順に簡単なレシピや食べ方をご紹介していきますので、調理法を覚えて、美味しいあさりをご家族みんなで堪能してください。
まとめ
潮干狩りであさりが大量に採れたら、まず「砂抜き」をしましょう。
きちんと「砂抜き」ができれば、後の調理方法はとても簡単です。
余ったあさりは冷凍できますので、楽しかった潮干狩りを家族で思い出しながら、いろいろな食べ方をしてみましょう。
★ あさりの砂抜きが15分 簡単で早い美味しい食べ方
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